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» 2004年07月01日 20時56分 UPDATE

Bluetoothはどこまで使える?〜「F900iT」 (1/2)

Bluetoothとタッチパネルを装備した、イノベーター層向けFOMA「F900iT」。Bluetooth機能は、どこまで使えるのかをチェックした。

[後藤祥子,ITmedia]

 ドコモの900iシリーズに「F900iT」が登場した(6月1日の記事参照)。

 F900iTは、指紋センサーやSymbian OSなどを搭載した「F900i」をベースに、ハンズフリープロファイルをサポートするBluetoothと、ディスプレイ部をそのまま入力デバイスとして利用できるタッチパネルを装備した端末。動画機能を強化した「P900iV」(6月30日の記事参照)と共に、900iシリーズのハイエンド向け派生モデルという位置付けだ。

機能に合わせてデザインも変更

 ボディデザインは、“レトロフューチャー”を意識した「F900i」とは大きく異なる。ディスプレイ部はヒンジ部分で180度反転し、ディスプレイを表に向けたまま閉じることが可能な「ビュースタイル」に対応した。

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 ボディは直線基調のデザイン。キーレイアウトなどは前モデルのF900iと同じだが、液晶を回転させる機構が備わったこともあり、外観は大きく異なるものになった。ディスプレイを表に向けたまま持ち歩くことも想定されているが、この状態では通話を行えない

 ビュースタイルは、タッチパネルやカメラの利用時に役立つ。タッチパネルは、端末を開いた状態でも使えるが、閉じたほうが使いやすい。カメラユニットの位置も底面に変更され、横向きに持ってメイン液晶を見ながら撮影するデジカメスタイルに対応している。

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 製品にはストラップに取り付けられるスタイラスが付属する。折りたたんだ状態では、本体を片手で持った状態でペン操作を行える
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 左からF900i、F900iT、P900i。900iシリーズと比べて一回り大きい印象


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 F900iと比べると厚みもかなり増している

 ビュースタイルでも背面の有機ELサブディスプレイは健在。また暗証番号代わりに利用できる指紋センサもF900iに引き続き搭載されている。

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 背面のサブディスプレイは鮮やかに発色する有機ELパネルを搭載。暗い場所での視認性が良好だ

使いやすい基本ソフトと復活したUSBポート

 基本的なインタフェースはF900iから、ほぼ変わっていない。メイン液晶の下部には4つのソフトキーのガイダンスが表示され、操作が分かりやすい。アドレス帳に登録可能な項目も多く、単なる電話帳ではなくアドレス帳として本格的に利用できる。この点は「F900i」(2月13日の記事参照)のレビューも参考にしてほしい。

メインディスプレイ下部には、4つのソフトキーのガイダンスが表示され、深い階層までたどらずに操作できる


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 アドレス帳には電話番号、メールアドレス共に最大5件ずつの登録が可能。ほかにも画像、住所、メモなどが登録可能だ。メールや通話の、相手ごとの使用頻度も表示されるので、誰によく連絡しているかを把握できる


待ち受け画面を3分割し、上から2分の1にカレンダー、4分の1にスケジュール、4分の1に未読メールを設定した例。数日先の予定まで把握できるなど便利な機能だ

 日本語入力は、読み予測によるかな漢字変換機能を備えるなど、前モデルから特に手を加えられた様子はない。相変わらず次文節予測がない点は残念だが、初期状態でも十分な予測辞書が登録されており、読み予測変換を優先して利用できるなど使い勝手は悪くない。

 F900iTでは充電器にUSB Bポートが装備され、市販のUSBケーブルを使ったPCとの接続が可能になった。「F2102V」(6月30日の記事参照)で装備され、F900iでは省略された機能が復活したものだ。PIM機能が充実しているだけに、手軽にPC連携できるのがうれしい。

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 充電器の背面にUSB Bポートを装備。“充電中は常にPCと接続”というPDAライクな使い方ができる

 “PCとのワイヤレス接続が可能なBluetoot搭載モデルで復活”というのも、少々ずれた話のような気がしないでもない。ただ現状、PCへのBluetooth搭載率がそれほど高くないことを考えれば、素直に喜ぶべきだろう。

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