MotorolaがFOMAを開発〜無線LAN内蔵、GSM/GPRSに対応

» 2004年08月25日 15時20分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 NTTドコモは、海外に持ち出してそのまま使えるビジネスコンシューマー向けFOMA端末の共同開発について、米Motorolaと合意したと発表した。2005年春の販売を目指して端末開発を進める。

 共同開発する端末は、GSM/GPRSとW-CDMAのデュアル端末で無線LAN機能も内蔵。一般サイトへのアクセスを可能にするWebブラウザとメールソフトが搭載され、moperaおよびMzone経由のインターネット接続に対応する。端末自体は他のISPや公衆無線LAN経由でのインターネットアクセスにも対応できるよう開発されており、「対応も検討中」(ドコモ)。なお現段階ではiモードサービスへの対応は考えていないという。

 メールに添付されたWord、Excel、PowerPoint、PDFなどのファイルは、内蔵の閲覧ソフトを使って内容の確認が可能。ほかにもダイヤルアップやハンズフリー通話などに対応したBluetooth、PIM機能を装備する。開発キットを使った追加ソフトの開発が可能で、OSはSymbianが採用される。

 端末は法人営業経由だけでなく、ドコモショップや量販店での販売も検討している。

 ビジネスコンシューマー向け端末の共同開発は、「FOMA契約を法人向けに強化したい」というドコモの戦略に基づくもの。開発にあたっては「ドコモが日本のメーカーと端末開発を行うのと同等の手順になる」としている。

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