FOMA、型番のヒミツ

» 2004年07月29日 20時50分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 7月28日に開発表明された「FOMAらくらくホン」(7月28日の記事参照)の型番は「F880iES」というもの。FOMAでありながら、900iシリーズとは異なる型番が付けられている。880やESは何を意味するのか。FOMAの型番ルールを調べてみた。

 FOMAの型番が3ケタの番号になったのは、鳴り物入りで登場したFOMA900iシリーズから(特集参照)。それ以前のFOMAは「2xxx」という4ケタの番号だったが(2001年9月の記事参照)、覚えやすい型番で幅広い層にアピールしたいという思いから、ムーバで採用されてきた3ケタのものに移行した。

 3ケタの型番で登場した900iシリーズ

 900iという型番については、ドコモの夏野氏が「あえて901iではなく900i。(ゼロからということで)正直言って気合いです」と、コメントしている(2003年12月の記事参照)

 そして登場したのが800番台の型番を持つ、“FOMAらくらくホン”こと「F880iES」。テレビ電話やデコメールの閲覧は可能だが、900iシリーズのその他の共通機能である「キャラ電」「着うた」「大容量iアプリ」「Flash」「デコメール作成」には未対応のため、異なる型番でのリリースになった。

 FOMA初の800番台端末、「F880iES」ことFOMAらくらくホン

 800番台の位置付けは、「個性派端末ともいえるもの」だとドコモ。PDCのらくらくホンやGPSケータイの「F661i」(2003年3月の記事参照)、耐水性に優れる「R692i」のラインに使われていた600番台に近いイメージ。ちなみに80という数字には特に意味はないそうだ。

 FOMAで使われている3ケタの数字は、これまで採用された番号を避けているようにも見える。しかし、800番台はドッチーモの「SH811」「SH821i」「P821i」で(2001年3月の記事参照)、900番台はパルディオ・ホームステーションシリーズで使われていた。ただいずれも現行機種ではないため、混乱することはないだろう。

 ドコモ初の900番台、パルディオ・ホームステーションシリーズ


 「F601ev」はエグゼクティブ向け端末(左)。「P601es」(中)は、初代らくらくホン。F880iESは、初代らくらくホンの型番が復活したもののようだ。「SH712m」(右)は音楽配信サービスに対応したPHS
  • ドコモの型番
型番 端末の種類
9xx FOMA、パルディオ・ホームステーション
8xx 個性派FOMA、ドッチーモ、レンタルアナログ携帯
7xx PHS
6xx 個性派携帯、スタンダード携帯(デジタルムーバ)、
5xx iモード携帯
4xx 自動車電話(デジタルカーフォン)
3xx スタンダード携帯(デジタルムーバ)、PHS(パルディオ)
2xx スタンダード携帯(デジタルムーバ)
1xx スタンダード携帯(デジタルムーバ)

ESの意味は?

 型番の最後に付く「i」が「iモード」、「S」がセカンドモデルを意味するのは、既にご存じの読者も多いだろう。最近ではタッチパネルの「T」7月16日の記事参照、無線LANの「L」7月13日の記事参照などバリエーションが増えており、GSMとのデュアル端末には「G」が付くといわれている3月23日の記事参照

 それではらくらくホンのESは、何を示すのだろう。これは「Easy & Simple(イージー&シンプル)の略」(ドコモ)だった。

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