KDDIもFeliCa導入、2005年秋から

» 2004年09月28日 14時38分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 KDDIは9月28日、フェリカネットワークスと非接触ICカード技術方式「FeliCa」の導入で合意に達したと発表した。2005年秋をめどにモバイルFeliCa ICチップを内蔵するau携帯電話を発売する。

 2006年度以降のCDMA 1X WIN端末では、モバイルFeliCaチップの標準搭載を目指すという。なお、WIN対応でない1X端末に搭載するかどうかは未定。標準搭載ではないが、FeliCa内蔵があり得るというスタンスのようだ。

 フェリカネットワークスが管理する共通領域を採用する。既にFeliCa対応サービスを提供するドコモは、さほどセキュリティを必要としないサービス向けに「フリー領域」を用意し“勝手FeliCa”を提供可能にしている。au端末でもフリー領域を用意するかどうかは「検討中だが、使わない方向。ドコモのような勝手FeliCaを提供する予定はない」(KDDI広報)という。

スタート時点で「Suica」対応、Edyも協議中

 具体的なサービスは「JR東日本のモバイルSuicaが使えるようになる予定」(KDDI広報)。ほかに、ビットワレットとも電子マネー「Edy」を提供することで協議を開始しているという。

 モバイルSuicaは2005年度後半にも開始されるとされており、KDDIが以前から話していた「Suicaに合わせてFeliCaを始める」というコメント(4月28日の記事参照)とも符合する。KDDIはほかに、ポイントカードサービスなどにも言及している。

 ドコモが提供しているサービスのリーダー/ライターとauの端末が互換性があるかどうかは「同じFeliCaなので問題はない」(フェリカネットワークス広報)。

「着脱式」はどうなった?

 KDDIは昨年の発表で(2003年12月12日の記事参照)、着脱式のSIMカードにFeliCa機能を載せるサービス形態をアピールしていた。この方式のメリットは、機種変更の際もFeliCa機能の移し替えが容易になる点だ。

 もっとも、今回のサービスはあくまでチップ内蔵型。KDDIは「当面埋め込み式でいく。開発期間が短縮できることと、ドコモと方式をそろえることで運用面の手間がかからないのが理由」とした。“着脱式”のアイデアはいったん保留されたかたちとなっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月19日 更新
  1. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  2. IIJに聞く“eSIMサポート”の裏側 「つながらない」「消した」なぜ起こる? 現場が打つ次の一手 (2026年09月18日)
  3. 「iPhone 18 Pro」は何が進化した? 「iPhone 17/17 Pro」とスペックを比較 全て20万円超えの価格が悩ましい (2026年09月10日)
  4. iPhone Duoを「開いたままでも片手で持てる」ケース登場 ESRが新製品発表、日本で急成長の理由とは (2026年09月17日)
  5. Androidでおサイフケータイを使いたくない理由 初期化で消えないデータと売却時の落とし穴 (2026年09月19日)
  6. 「Suicaのペンギン」卒業騒動にまつわる背景と誤解 JR東日本に聞いた (2025年11月14日)
  7. 15日配信「iOS 27」の新機能まとめ Siri AIの恩恵を受けられる機種は? 画像編集やSafariにも注目 (2026年09月14日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. ドコモのiPhone、iOS 27でRCSに対応 3キャリアのiPhoneとAndroidで利用可能に (2026年09月17日)
  10. フォルダブル歴5年の筆者も驚いた「iPhone Duo」の完成度 ソフトウェアの力で再定義できるか (2026年09月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー