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» 2004年12月07日 23時00分 UPDATE

ボーダフォンの3Gは、こう変わる

ボーダフォンが、いよいよ本気の3Gサービスを展開する。W-CDMA網の高速大容量通信をフルに生かした新サービスの概要と、機種変更に伴う注意点を今一度おさらいしてみよう。

[後藤祥子,ITmedia]

 ボーダフォンが12月8日から、いよいよ本気の3Gサービスを開始する。7機種ラインアップされた新3G端末で何が変わるのかをまとめてみた。

契約にあたっての注意点

 着うた/ロングバージョンやメガアプリ、MMSなどの新3Gサービスを利用するに当たっては、ボーダフォンショップなどで利用登録を行う必要がある。例えば「702NK」の端末のみを購入し、「V801SA」(11月13日の記事参照)や「V801SH」(2月2日の記事参照)で使っていたUSIMカードをそのまま差しても、音声通話とSMS(用語参照)のみしか利用できない。

 また新3Gサービスの利用登録を行ったあと、旧3G端末にUSIMカードを差しても、音声通話とSMSのみしか利用できなくなる。WebアクセスやEメール送信も行えなくなるので、注意が必要だ。

Webの表現力が向上〜当初はアクセスできないコンテンツも

 大きく変わるのは、コンテンツの仕様だ。ボーダフォンライブ!のWebサービスは、MMLまたはXHTML Basic対応からWAP2.0に仕様が変更される。それに伴い、1ページあたりの容量が300Kバイトに拡張され、Macromedia Flash Liteにも対応するなど表現力が向上している。

 ただ従来のPDCや3G端末用に作られたサイトは新端末から閲覧できず、コンテンツプロバイダ側がWAP2.0に書き換える必要がある。その対応が済んだコンテンツが閲覧できることになるわけだ。

 PDCや従来の3G向けのコンテンツは約3000あるが、新3Gサービスで当初提供されるコンテンツは約1000。今後順次対応を進めるとしているが、当初は従来機種で契約しているコンテンツのすべてが新3Gに対応しているとは限らない。

 なお従来契約していたサイトで、新3Gへの移行に伴って閲覧できなくなったものは、自動的に解約処理される。

送受信容量が拡大〜MMS

 新3Gのメールは新たにMMS(10月8日の記事参照)が採用され、従来の3Gで200Kバイトだった最大送受信容量が300Kバイトに拡張される。新たにメールアート機能が用意され、メールの文字色やサイズ、背景色を変えたり、画像とメッセージに音楽を組み合わせたスライドを作成したりといったことも可能になっている。

 新3Gでは、ボーダフォン端末から送られたMMSメールをボーダフォンの新3G端末で受信すると、受信料無料で受け取れる。ただしこの場合、送信側は宛先を電話番号にする必要がある。大容量メールも無料なのはうれしいポイントだ。ただしこの際、宛先をEメールアドレスに設定すると、受信が有料になるので注意が必要だ。

  • メールの送受信料
サイズ ボーダフォン端末からの受信 他キャリア端末からの受信 送信/1通
〜1.5Kバイト 無料 3.15円 3.15円
〜10Kバイト 無料 8.4円 8.4円
〜30Kバイト 無料 36.75円 36.75円
〜100Kバイト 無料 105円 105円
〜300Kバイト 無料 210円 210円
 従来通り全角192文字までのメールは無料で受信可能。他キャリアからのメールも全角192文字相当分までは無料で受信できる

アプリは最大容量1Mバイト、人気の電子コミックも

 アプリの大容量化も見逃せない。これまで最大だったPDCパケット端末の256Kバイトから1Mバイトと大幅拡張され、通信対戦機能も備える。

 注意が必要なのは、アプリの仕様が従来機のMIDP+JSCL(J-フォン拡張)からMIDP2.0+VSCLで構成される「VFX」に変更された点だ。シャープとNECの端末は両方の仕様のものが使えるよう、下位互換性を持たせているが、最初に登場する702NKはVFXのみの対応となる。当初は「これまで使っていたアプリが使えなくなった」ということもありそうだ。

 ほかにも新コンテンツとして電子コミックが登場。1話52.5円でダウンロードできる。

着うたが90秒に〜着うた/ロングバージョン

 着うたは、90秒と従来の約2倍の長さの楽曲がダウンロードできるようになる。

 B'zや倉木麻衣の曲を配信している「BEING GIZA STUDIO

」や、GLAY、175Rの曲を配信中の「アーティスト公式サウンド」が、「着うた/ロングバージョン」に対応予定。「レコード会社直営♪サウンド」も参入するが、2004年12月8日時点で「702NK」「702MO」「702sMO」「802SE」には未対応だという。

海外に持っていってそのまま使える

 ボーダフォンの3Gは、海外に持っていって通話やメール、Web閲覧を行えるのがウリ。他キャリアと比較した場合の大きなアドバンテージになるのもこの部分だ。

 冬モデルでは、802Nを除く6モデルがW-CDMA/GSM対応で、海外での利用に対応する。通話可能な国は109カ国、SMSは106カ国。ボーダフォンライブ!(写メール、ムービー写メール、Web、Vアプリ)は43の国と地域で利用可能だ。

 この6モデルは海外からテレビ電話をかけることもできる。サービス当初は英国、オランダ、スペインからテレビ電話が可能で、対応エリアは順次拡大される予定だ(11月10日の記事参照)

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