東芝、1.8インチ80GバイトのHDD 垂直磁気方式を世界初商品化

» 2004年12月14日 19時34分 公開
[ITmedia]

 東芝は12月14日、垂直磁気記録方式を採用したHDDを世界で始めて商品化すると発表した。容量40Gバイトの1.8インチHDD「MK4007GAL」は来年度第1四半期(4−6月)から、1.8インチHDDとしては世界最高容量となる80Gバイト(40Gバイトプラッタ×2)の「MK8007GAH」は同第2四半期から量産開始する。

MK4007GAL(左)とMK8007GAH

 磁石をディスクに垂直に配列して記録する垂直磁気記録方式の採用により、面記録密度を206Mビット/平方ミリ(133Gビット/平方インチ)と世界最高に高めた。容量は従来製品より33%アップしている。

 垂直磁気記録方式では、N極とS極を隣り合わせに配置する。磁石が互いに強め合うため、安定した高密度記録が可能だという。従来のHDDに採用されている面内磁気記録方式は、S極同士、N極同士を隣り合わせに配列する。高密度化すると互いに磁化を弱め合うため、安定した記録ができなかった。

垂直記録方式の構造
面内記録方式の構造

 専用ヘッドとディスクも新開発。安定した高密度記録を可能にした。記録層には新規開発の専用磁性材料を採用している。

 それぞれ、平均シーク時間は15ミリ秒、回転数は4200rpm、インタフェースはUltra DMA/100。サイズは40Gバイトタイプが54(幅)×78.5(高さ)×4(厚さ)ミリ、80Gバイトタイプが54(幅)×78.5(高さ)×8(厚さ)ミリ。

 今後は、0.85インチの切手サイズHDDにも同方式を採用し、容量を6−8Gバイトに高める。東芝製1.8インチHDDはApple ComputerのiPodなどの携帯機器で採用されており、こうした機器の大容量化も進みそうだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  2. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  3. どこでもウユニ塩湖? 3COINSで550円の「スマホ用反射ミラークリップ」を試す (2026年03月12日)
  4. 「Galaxy S26」シリーズはどこが安い? 一括価格と2年間の実質負担額を比較、お得なキャリアはココだ (2026年03月11日)
  5. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  6. ドコモ「ガラケー取扱説明書の掲載を終了します」 3G終了に伴い、事前保存を呼びかけ (2026年03月11日)
  7. Xiaomiからも“デカバ”モデルが登場! 1万mAhバッテリー時代が到来 (2026年03月12日)
  8. 100W出力で急速充電対応「UGREEN USB Type-Cケーブル」が43%オフの743円に (2026年03月12日)
  9. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  10. サムスンに聞く「Galaxy S26」シリーズ開発秘話 AI機能はさらに賢く、商用化まで5年を要した「プライバシーディスプレイ」 (2026年03月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年