デジカメ的に使える端末が久々に登場〜「W21CA」ケータイカメラ画質研究ラボ(2/3 ページ)

» 2004年12月22日 15時26分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

晴天下での撮影編

 まずは黄色い象のすべり台から。比較対象機種は今回は諸般の事情で、オリンパスの「i:robe」(400万画素3倍ズーム機)の200万画素モードにさせてもらった。同じカシオで比べたかったところだが、申し訳ない。

 左が「W21CA」、右が「i:robe」の200万画素モード

 こうしてみると、ホワイトバランスやAEの精度の違いはあるものの、W21CAもかなりいい線をいっている。少々色は浅めだが、そこそこディテールも出ている。空も白飛びしてないし、クオリティは高い。カメラ付き携帯としてはトップレベルといっていいだろう。

 次はあずまやだ。

(UXGA) (ワイド)
(i:robe)

 さすがにディテールのあやしさはあるが、色はしっかり出ていて、かなりいい。これを風景モードにするとこうなる。

 あずまやを風景モードで撮影

 ベストショットの風景モードを使うと、やや青みがまざって実にいい感じになった。オートでもこのくらい写ってくれると文句ないのだが、それは仕方がない。ともあれ、本職デジカメの中でもコンシューマー向け廉価版クラスにはかなり近いクオリティに達している。

 ただ少し露出オーバー気味になるのはもったいない。

 これもかなりきれいに撮れているし空も青く出ている。もう少し暗めに撮れていれば、色も濃いめに出てよくなりそうだ。

 青空の描写も見ておこう。

 左はオート、右は風景モードで撮影

 風景モードにすると青がきれいに出てコントラストも高くなる。少し青空がざらついているが、携帯と思えば許容範囲か。

 マクロモードの作例も見てみよう。

 マクロモードで撮影

 マクロモードにして撮影したもの。これは明るさも適正で背景もきれいにぼけている。ディテールもなかなかだ。

 料理モードで撮影

 ついでに料理モードを使ってラーメンを撮影。室内だが外光が入っており、かなり明るい店だ。ホワイトバランスもきちんと合っているし、色もしっかりでている。

 等倍に拡大してアラを見ようと思うとツッコミどころはたくさんあるが、一般的な用途としてはこれで十分だろう。

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