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» 2005年01月21日 12時44分 UPDATE

設定不要のiアプリ対応ライブカメラ「Surfeel」を試す (1/3)

2万円以下で購入できるライブカメラ「Surfeel」は、PCだけでなくiアプリを使って携帯でも閲覧できる。VGAサイズの静止画もチェック可能だ。

[坪山博貴,ITmedia]

 メガチップスから登場した「Surfeel」は、PCに加えiアプリでの動画モニタリングにも対応したライブカメラ。インターネットを利用するライブカメラにはありがちなブロードバンドルータの設定の必要がなく、簡単に使い始められる。

「パケホーダイ」で定額利用も可能なライブカメラ

 メガチップスの「Surfeel」はインターネットを利用して動画配信が可能なライブカメラ。モニタリング環境としてはPC(Windows)に加え、iアプリを使った携帯からの動画モニタリングにも対応している。

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これがSurfeel(左)。家庭利用を意識したポップなカラーリングだが、おもちゃっぽくまではならない程度に抑えられている。レンズ部分のリングでピント調整が可能。ACアダプタもプラグ収容式のコンパクトサイズ(右)。本体に接続するのではなく、本体から延びたケーブルにLANケーブルと共に接続する。このおかげで本体からは1本のケーブルが出ているだけで済み、設置の自由度も高めている

 ライブカメラの設置環境は当然ながらADSLやFTTH(光ファイバー)といった定額のブロードバンド接続環境だろう。またiアプリでのデータ通信料金はFOMAなら「パケホーダイ」の定額料金に含まれるため、携帯電話を利用して完全定額でのモニタリングも可能だ。正確にいえばFOMAの標準プランでは1分間の動画モニタリングで約1400円のパケット料金が発生するので、「パケホーダイ」の利用が前提といえる。

 設置の自由度も魅力の1つだ。本体は手のひらに収まる程度のサイズで、付属の台座を利用してポンと置くだけで利用できる。底面には三脚に固定するためのネジ穴も準備されているし、台座を壁掛けにもできる。台座を利用した場合でもカメラ部の方向の自由度も高く、設置の自由度は極めて高い。

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比較しているのは今回検証にも利用した「FOMA F901iC」(左)。かなりコンパクトなことが分かる。本体の下部には三脚用のネジ穴、台座の裏には壁掛け用固定穴も準備されている。台座の固定部は左右にも稼動し、本体は挟み込まれているだけなのでカメラの向きの自由度はかなり高い(右)。壁の高い位置に台座を固定して真下を撮影、といった設置も容易だ

 カメラユニットには30万画素のCMOSセンサー。画角は水平で58度なので35ミリカメラであれば40ミリレンズ程度の換算だ。パンフォーカスではなくピント調整も可能であり、きちんとピント調整をしておけばよりシャープな画質でモニタリングが可能だ。

UPnPとダイナミックDNS対応で設定不要を実現

 最大の特徴は導入の容易さだろう。インターネットを利用したライブカメラを一般的なブロードバンド接続環境で利用する場合、ルータの設定が必要だったり、ライブカメラへのアクセスに必要なIPアドレスの問題をどうするかという課題が必ず出てくる。Surfeelはこの2つの問題を両方ともクリアしているのだ。

 ルータの設定が必要なのは、ルータにポートフォワードなどの設定を行わないと、インターネット側から機器には直接アクセスできないためだ。SurfeelはUPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)に対応することでルータの設定を自動で行い、設定不要にしている。もちろんルータがUPnP対応なのが前提だ。

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初期状態でUPnP機能が有効になっており、利用するポート番号には56789が設定されている(左)。もちろんほとんどの場合においてこの設定を変更する必要はないはずだ。ダイナミックDNSも初期状態で有効になっており、設定不要でURLでのアクセスを実現(右)。初期状態ではURLにはシリアル番号を利用しているが、画面のように任意の(ほかのユーザーと重複しない)ホスト名を設定すれば、分かりやすいURLでもアクセスできる

 IPアドレスの問題は、SurfeelがダイナミックDNSに対応し、メガチップスが専用のダイナミックDNSサービスを提供することでクリアしている。初期状態でもシリアル番号がURLの一部となっており、何も設定しなくてもIPアドレスではなくURLでのアクセスが可能だ。

 この2つの機能により、最近のルータ(UPnP対応)を使ったブロードバンド接続環境であれば、LANケーブルとACアダプタを接続するだけでほぼ利用できる。携帯から各種設定を変更することもでき、PCレスでいきなり携帯電話でモニタリングを始めることも可能だ。

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各種設定は携帯電話から特に制限なく行える。出先からでも自由にコントロールできる(左)。カメラユニットの上のインジケータで動作状態を示す(右)。緑で点滅中は初期化中、点灯中は正常、オレンジではエラーとシンプルだが動作状態の把握は容易
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