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» 2005年02月16日 07時04分 UPDATE

韓国携帯事情:80バイトに思いを集約 韓国の顔文字 (1/2)

韓国のユーザーも日本同様、メッセージを頻繁にやり取りする。特に旧暦正月やバレンタインなどのイベントの際には、見るだけで楽しく個性的なお祝いメッセージが飛び交う。

[佐々木朋美,ITmedia]

 「夕方いきなり仕事が増えて残業中今日の飲み会1時間くらい遅れそうごめんねなるべく早く行くから」──。

 句読点もなく、びっしりと書かれたSMS。韓国では決して珍しいものではない。40文字80バイトで30ウォン(約3円)、それを超えると50ウォン(約5円)の「長文メッセージ料金」が追加されるSMSでは、簡潔な文章でいかに多くを表現できるかが勝負となる。そのためやり取りされるメッセージは、略字や顔文字の宝庫となっている。

省略語・顔文字を駆使

 顔文字(韓国では「イモティコン」という)は基本的に、記号を組み合わせて表現する場合が多いが、プロ野球の松井秀喜選手の顔を表現した「にしころ」のように、ハングル文字で顔を表現する場合もある。日本語を記号として表示・入力できる端末も多いので、日本語を駆使した顔文字も頻繁に使われている。

1番は「はは、面白い」と大きく笑う様子で、2番は「きき(くく)、面白い」と、小さめに笑う様子。通常は下の文章のように母音と子音の組み合わせで1文字となるところを、上のように子音1文字で笑う音を表現
上段は驚きの表情。目と口がハングル文字。中段は悲しくて涙を流して泣いている目をハングル文字で表している。下段は笑っている口がハングル文字。顔の輪郭はない場合も多い
上段と中段は「づ」「ど」「つ」「ら」が手になっている。上段は手で顔を覆っていて、中段は手を動かしている様子。下段は「ご」を目にすることで「しんどい」表情を表現
4つとも「何してるの?」と尋ねる文章だが、下に行くほど文字が省略されている。文法に忠実とはいえ一番上の表現を使う人はほとんどおらず、もっぱら下2つがよく使われる
1番も2番も、意味は「面白い」。本来下の文章が適切だが、1番は省略形。2番は逆に語尾に「ん」を付け足すことで、柔らかくて楽しげな雰囲気になる。日本語で例えると「面白かったよん」というような表現だ

 凝ったイモティコンは携帯電話で直接入力するよりも、NateDaumを始めとしたポータルサイトやキャリア、端末メーカーのWebサイトから送るのが一般的だ。各サイトに携帯電話用サービスページが用意され、着メロや壁紙、操作音のダウンロード、SMS/MMS送信など多様なサービスを提供している。イモティコンも「朝の挨拶」から「祝賀」「ごめんなさい」まで、様々なカテゴリに豊富な種類が用意されている。今や韓国ユーザーの必需品だ。

びっくりイモティコン。下には「こんな風に笑ってね」のメッセージが
「良い1日を」のメッセージ。このほか「良い週末を」「良い1週間を」などは、韓国では割とよく送られるメッセージの1つ
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ポータルサイト「Daum」では、日本のメルマガのように、名言や愛の言葉、ジョークなどのシリーズを指定した時間や日ごとに送信する「リレーメッセージ」なども提供している
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