レビュー
» 2005年02月18日 02時57分 UPDATE

効率よいメール入力を考える:「Advanced Wnn V2」の実力は〜「W22SA」の文字入力を試す (1/4)

「W22SA」は、Wnnの最新バージョンとなる「Advanced Wnn V2」が搭載されている。基本機能の使い勝手や新たに搭載された次文節予測、返信自動学習の実力をチェックした。

[太田純,ITmedia]

 「W22SA」は、Wnnシリーズの最新版となるAdvanced Wnn V2を最初に搭載した端末だ(2004年10月の記事参照)

sa_sa99.jpg
 三洋電機製の着うたフル対応端末「W22SA」。外部メモリスロットは備えていないが、内蔵メモリは40Mバイトの

 POBoxと同様の予測入力に加え、受信メールから単語を学習して返信時の予測候補に表示できるようになった(2004年11月の記事参照)、Advanced Wnn V2の実力を試してみた(2004年5月の記事参照)

次文節予測を搭載した新世代のWnn

 Advanced Wnnの前身にあたるモバイルWnnは携帯端末の世界で広く採用されてきた文字入力ソフトだが、率直にいって世間での評価は芳しいものではなかった。

 いわく「使いたい候補が最初に出ない」「簡単な文章でも区切りを間違える」など、不満は主に変換性能に集中している。評判のよいPOBoxもWnnの変換エンジンと予測辞書を使っているというのに、ほめられるのはPOBoxばかりであり、Wnnはずいぶんと割を食ってきた。

しかし一昨年に登場したAdvanced Wnnは、POBoxとよく似た次文節予測を搭載してきた。同じWnnシリーズを採用していながら、POBoxを持たないために後手に回ってきたソニーエリクソン以外のメーカーも、これで胸を張ってユーザに「便利な文字入力をどうぞ」と言えるようになったわけだ。Wnn自身もこれで一気に主役に躍り出るチャンスを得たことになる。POBoxが証明しているとおり、Wnnの弱点である連文節変換も、文節の区切りをユーザが指定する入力予測では問題にならない。

 Advanced Wnn V2ではさらに、返信メールを作成するときに受信メール中の単語やそのつながりを入力予測に利用する「返信自動学習」という機能を搭載してきた。予測入力では固有名詞を出すのがわずらわしいものだが、この機能があれば、使いたい単語をピンポイントで候補に出せる。うまく使えば威力を発揮しそうだ。

予測入力の実力を試してみる

 それではW22SAのAdvanced Wnnを実際に使ってみよう。

 キー操作はPOBoxやAPOT(ATOKの予測入力)とほぼ同じなので、これらから乗り換えたユーザもそれほど違和感はないはずだ。

 文字を入力すると、前方一致予測のウィンドウが表示され、「↓」で候補が選べる。いずれかの候補を確定すれば次文節予測のウィンドウが表示される。予測ウィンドウは本体側面の上下キーで画面単位にスクロールが可能だ。

 文字入力では濁点/半濁点や大文字小文字の区別は省略できず、「行事」と入力するのに「ぎょうじ」と打たなければならない。これらを省略できるAPOT(「きようし」でよい)や先頭文字以外で省略できるPOBox(「ぎようし」でよい)にくらべると、入力にやや手間がかかる。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.