Samsung、HDD搭載のWindows携帯電話

» 2005年03月10日 16時41分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Samsung Electronicsが、HDDを搭載し、MicrosoftのWindows Mobileを走らせる携帯電話を開発した。この新端末は今週、独ハノーバーで開催のCeBITで披露される。Samsungが3月10日明らかにした。

 この「SGH-I300」は3GバイトのHDDを搭載、現在市場に出回っているどの携帯電話よりもかなり大きな記憶容量だ。この端末はSamsungのHDD搭載携帯としては2世代目で、初代の「SPH-V5400」は昨年9月に発表され、HDD容量は1.5Gバイト。同製品は、世界初のHDD搭載携帯だった。

 携帯電話へのHDD搭載は、最近になって新世代の省電力・小型1インチHDDが登場するまで不可能だった。Samsungの端末で採用されているHDDは、Apple ComputerのiPod miniなどの携帯音楽プレーヤーで使われているのと似たものだ。Samsungは、携帯電話で音楽プレーヤーと同様の機能を提供できるよう、こうした小型HDDを採用している。

 「携帯電話にMP3プレーヤーの機能を加えるのは理にかなった動きだ」とSamsungの携帯電話国際マーケティング部門の上級マネジャー、クリスチャン・コリンズ氏は先週、ソウルでの取材で話していた。「重要なのは音楽が利用しやすいようにメモリとHDDを増やすことだ」

 韓国市場向けだった初代モデルとは違って、SGH-I300は世界のほとんどの地域(韓国と日本を除く)で使われているGSM規格を採用している。トライバンド対応で1.3メガピクセルカメラを搭載し、多数のビデオ・オーディオ標準をサポートする。ビデオ標準はMPEG4、H.263、H.264、Windows Media Video、オーディオ標準はMP3、Windows Media Audio、AAC、AACplus、Oggに対応している。

 ユーザーはこの端末のHDDにマルチメディアファイルを保存して再生したり、携帯HDDとしてあらゆるタイプのファイルを格納することができるとSamsungは説明する。さらにこの端末はBluetooth、赤外線通信、USB接続にも対応する。

 形状はストレートタイプで、大きさは113×48×20ミリ、重さは130グラム。

 Samsungの広報担当エリン・リー氏は、この端末の発売時期と価格は決まっていないとしている。

 この端末は、Samsungが開発した数少ないMicrosoft OS搭載携帯電話の最新モデル。

 Microsoftは最近、韓国にモバイルソフト・サービスのための研究開発センターを開設した。韓国は世界で最も進んでいる携帯電話市場の1つで、Microsoftはこのセンターが同国の専門知識を活用し、地元の携帯電話メーカーに接近する上で役に立つと期待している。現在、韓国の携帯メーカーの中でMicrosoft製ソフトを採用しているのはSamsungだけだ。

 Microsoftは9日、向こう3年でこのセンターに3000万ドルを投資する計画を明らかにした。

 また今週のCeBITで、Samsungは「SCH-V770」も展示している(関連記事参照)。この端末は初の7メガピクセル携帯で、3倍光学ズームレンズを搭載している。

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