「W31T」のPCサイトビューアーはここが進化した

» 2005年05月24日 03時40分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 KDDIは5月23日、夏モデル5機種を一斉に発表した。フルブラウザ「PCサイトビューアー」対応端末も2機種用意されている。

Photo フルブラウザでITmediaトップページを表示させたところ

 このうちカシオ計算機製「W31CA」に搭載されているOperaブラウザは、前モデルにあたる「W21CA」に積まれていたものと変わらない(2004年12月21日の記事参照)。だが、もう1機種の「W31T」に搭載されているブラウザは、基本はW21CAのものと同じながら「W31TはBREW 3.1対応。このため、KDDIがカスタマイズしたOperaになっている」(説明員)という。

 W31TのOperaは、搭載の仕方がどう改善されたのか。写真を見ながら確認しよう。

追加された機能、改善されている機能

 一番目につく変化は、左側に見えるキーの「アクション」をクリックしたときに表示される機能だ。ほぼ従来と同じだが、1つ「リンク一覧」という見慣れない機能が見える。

Photo ITmediaのトップページを表示させ、「アクション」をクリックしたところ

 リンク一覧とは、HTML上に存在するリンク先を自動で抽出して一覧表示する機能。タグを読み込んで、ALTタグの内容(アクセス先の名称)を縦に並べてくれる。ユーザーは通常通りHTMLページからリンク先をクリックしてもいいが、リンク一覧から行きたいページに直接ジャンプしてもいい。

Photo ITmediaのトップページに貼ってあるリンク先は、110個であることが分かる。ユーザーはこれを見ながら、行き先を選択できる

 もう1つ、面白いのが本体キーにブラウザの「進む」「戻る」ボタンが用意されたこと。十字キーの周りに配置された4つのキーのうち、「EZwebキー」と「メールキー」がそれぞれ進む、戻るに割り当てられている。

 W21CAユーザーからは「進む、戻るがソフトキーでしか割り当てられておらず不便」という声も聞こえているから、この点ではユーザビリティが改善されたといえる。

Photo EZwebキーとメールキーに、矢印のようなマークが記載されている

 本体キーといえばもう1つ、「*」キーと「♯」キーにも操作が割り当てられた。それぞれフォントサイズ変更、ページの拡大縮小表示が可能で、ワンタッチで画面を見やすく調整できる。

Photo フォントや画面サイズをさまざまに変えたところ。キーを押すと「処理中……」という表示のあと、ワンテンポ遅れて画面サイズなどが変更される

 細かい点も改善された。ブラウザ右側に見える「メニュー」を押すと従来どおり「ページ情報」「お気に入り」などのメニューが表示される。この数字情報とテンキーは「なるべく対応するように意識して作りこまれている」(説明員)。できるかぎり、テンキーからショートカットで操作できるようになっているのだとした。

Photo メニュー番号に対応した数字のテンキーを押せば、その操作を行えるという

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