Qualcomm、UIカスタマイズ技術BREW「uiOne」をアピールBREW 2005 Conference

» 2005年06月03日 02時57分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 「BREW for More」をキャッチフレーズに、米サンディエゴで6月2日、QualcommのBREW 2005 Conferenceが開幕した。BREW関連の技術者と、BREWを推進するオペレータのカンファレンスだ。今年で第5回目を数える。

 BREW3.1が発表された前回とは異なり、今年はBREWプラットフォーム自体の大きなアップデートはなかった。基調講演で強くアピールしたのは、BREWのビジネス利用推進と、UIカスタマイズ技術「uiOne」だ。

基調講演に詰めかけた2000人を超える聴衆を迎えたのは、BREWのゲームを模したパフォーマンス。次期CEOのポール・ジェイコブス博士は、忍者の格好で天井からロープを伝って登場し、会場をわかせた

ユーザーインタフェースをBREWでカスタマイズする「uiOne」

 「uiOneはパーソナライズされたUIを実現する、タイムリーでダイナミックな技術」だとQualcommインターネットサービス社長のペギー・ジョンション氏。

 2004年10月にQualcommは、ユーザーインタフェース開発企業である英Trigenixを買収。この技術を元に開発したのがBREW上で動くユーザーインタフェース(UI)カスタマイズ技術「uiOne」だ。

 これまでの携帯電話は、実際のコード(プログラム)を変えることでメニューなどの見た目を変更していたが、uiOneを使えばメニューなどのアプリケーションのロジックを変更することなくUIを変更できる。

 昨今、ユーザーの好みに合わせてメニューデザインを変えたり、ターゲットユーザーに合わせてメニューを変えられる端末が増えているが、こうしたカスタマイズをさらに容易にする技術だ。

 「ビジネスフォンカスタマイズ、シニアフォンカスタマイズ……。何をターゲットとしたものでも可能になる」と、次期CEOのポール・ジェイコブス博士。

次期CEOのポール・ジェイコブス博士

 ビジネスフォンであれば、業務用の機能を中心にメニューを構築したり、ゲームなどのメニューをUIから省くことで特定用途向けの端末とすることができる。シニア向け端末でも、機能の詳細な説明を付加したりメニューの文字を大きくするなどのカスタマイズが考えられる。

 広告を含んだメニュー画面を構築するのも容易であるため、広告モデルとの連携も行いやすい。

 技術的には、HTMLのようなマークアップランゲージでUIを規定し、このマークアップランゲージを解釈するエンジンをBREWで動かす。最終的には通信によってUIをダウンロードしてカスタマイズすることを目指す。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月14日 更新
  1. KDDIのpovo、「つながらない」に悩む楽天ユーザーを本気で救済開始か Xで意味深投稿 (2026年06月13日)
  2. シャープが「AQUOS」を中高価格帯へシフトする理由 メモリ高騰が直撃するエントリースマホの限界 (2026年06月13日)
  3. DAZNのW杯「月額980円」表示に落とし穴 ユーザーを困惑させた2つの“ダークパターン”とは (2026年06月12日)
  4. PayPayの誤送金トラブル、なぜ「強制キャンセル」できない? 広報に聞いた理由と自衛策 (2026年06月13日)
  5. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  6. ゲオの“今だけ”スマホ買い取り額UP、実はうそ? 消費者庁が厳しい目 (2026年06月12日)
  7. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  8. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. 追加料金なしで海外データ通信が使える快適さ そして外国で「シャッター音」を忘れて羽根を伸ばすスマホ (2026年06月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー