動画再生機能を試す長期ロードテスト「D901iS」 No.17

» 2005年07月05日 21時07分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 D901iSは、家電やPCなどで録画したSD-Video形式(ASF)の動画ファイルを再生できます。どの程度のクオリティの動画までスムーズに再生できるか、再生時の機能としてどのようなものがあるのかを試してみました。

 用意した動画はカノープスの「X-Transcoder」で作成したSD-Videoファイル(ASF)。サイズやビットレート、フレームレートを変えた4種類を再生したところ、以下のような結果になりました。

サイズ ビットレート フレームレート 再生状況
QVGA 192Kbps 10fps 再生はスムーズだが若干絵が荒い
QVGA 384Kbps 15fps スムーズな再生が可能
QVGA 500Kbps 15fps 動画の一部にコマ落ちが出る
QVGA 1000Kbps 30fps 音声のみの再生で動画は表示されない

 QVGAの500Kbps、15fpsの動画あたりがスムーズな再生の境目といえそうです。

動画再生時に電話やメールが着信したら

 動画再生時の機能についても合わせてチェックしてみました。

 再生は端末を縦にした状態のほかに、QVGAサイズをめいっぱい使う「横再生」が可能。動画再生時に左上ソフトキーを押して「メニュー」を呼び出すと「横再生」が表示されます。

 メニューから「横再生」を呼び出すとワイド画面で動画を閲覧可能

 端末を縦にした状態では、音量調整が方向キーの上下、早送りが右方向キーの押しっぱなし、一時停止が決定キーに割り当てられています。再生途中でいったん終了したい場合は、左下ソフトキーの「しおり」を押すと便利。次に閲覧する際、前回の続きから見ることができます。

 左下ソフトキーに割り当てられた「しおり」(左)。しおりは1つしか設定できず、他の動画に使っている場合はどちらかを諦めることになる(左中)。しおりの入った動画はASFアイコンが青く表示される(右中)。しおり付きの動画を立ち上げると、しおりから再生するかどうかを聞いてくる(右)

 横再生時にしおりを挟みたい場合は、ダイヤルキーの「*」を押して縦状態の表示に戻してからしおりを挟むことになります。

 動画再生時に電話やメールが着信した場合は、着信音が割り込んで通知を知らせます。通話やメール閲覧の終了後に決定キーを押すと、「中断位置から再生しますか」というアラートが出て、「はい」を選ぶと中断した部分から再生されます。

 横再生時にも中断した部分からの再生が可能ですが、いったん縦の状態の再生画面に戻るので、メニューから「横再生」を選び直す必要があります。

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長期ロードテストとは

 ITmedia記者が、普段使いの携帯電話の模様をレポートする長期連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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