KDDIは7月11日の「EZ FeliCa」発表会で、9月に投入予定の対応端末2機種をお披露目した。
日立製作所製の「W32H」はアダルトやビジネスユース層狙いで上質さや洗練されたイメージを重視。ソニー・エリクソン・モバイルの「W32S」はヤング/カジュアル層向けで、ファッションやトレンドを意識したという
「W32H」は日立製作所製のWIN端末。折りたたみ型でボディ裏側にFeliCaのアンテナを搭載していると見られる。
日立製作所製の「W32H」。FeliCaマークは底面にある
左側面にイヤホンジャックと充電用ポート、右側面にモード、マナー、シャッターキーとminiSDカードスロットがある。側面から見ると中央部がくぼんでおり、端末を開きやすそうだ。ダイヤルキーはフレームレスタイプ。バックライトはオレンジ色だ
ダイヤルキーの下には、日立端末とプラットフォームを共有しているカシオ計算機製の最新2機種に装備されている「HOTキー」がある
「W32S」は、ソニー・エリクソン モバイルコミュニケーションズ製のWIN端末。ピンクをイメージカラーとし、手軽さを打ち出す。形状は折りたたみ型で、メイン液晶裏側にFeliCaアンテナを搭載するようだ。
FeliCaを背面に装備した「W32S」。具体的なスペックは明らかにされなかったが、カメラと撮影補助用ライトの間には、赤外線ポートのようなものがある。底面にはツインスピーカーがある
端末の右側面にはカメラボタンやマクロ切り替えスイッチに加え、FeliCaマークの付いたボタンが。左側面にはスライド式のイヤホンジャックとメモリースティックDuo PROスロットがある。とってのように見えるのは、アンテナ。ストラップホールはその下に用意される
ジョグダイヤルは非搭載で、金属のような質感の方向キーがある。ダイヤルキーは中央が盛り上がっており、押しやすそうだった
今回展示されたのはこの1色だけだが、カラーバリエーションについても検討していると説明員。正式発表の日が楽しみだ
当初はWIN端末から投入するが、「WINだけでなく1X端末も検討している。2006年度以降に具体的にしていく」とKDDIの小野寺正社長。同氏は「(FeliCaは)基本的には社会インフラ。搭載するのは必須だと思っている」と位置づけを説明した。
PENCKとさほどサイズは変わらない
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