ボーダフォンは8月中旬以降、有効画素数320万画素CCDカメラを搭載した3G端末「903SH」をリリースすると発表した。液晶画面が180度反転する「Swivel Style」を採用している。
一言でいうと、903SHはボーダフォン端末の中で最もハイエンド機となる。320万画素光学2倍ズームは国内初。W-CDMAとGSMのデュアルモード端末であり、Bluetoothや赤外線といった外部インタフェースも備える。敢えて挙げれば、小型化のためか外部メモリカードが従来のSDカードからminiSDになったのが気になる程度。
ボーダフォンは「すべてを満喫できるという贅沢」というキャッチフレーズを使って紹介したが、その名にふさわしいスペックだといえる。
カメラは、光学2倍ズーム機能およびオートフォーカス機能に対応した5群6枚レンズを採用。高解像度非球面タイプを含むガラスレンズ5枚を使用することで、中心部はもちろん被写体の周辺部までシャープな描写が可能とうたう。
また従来のシャープ端末同様、放送用ビデオカメラなどにも利用されている「フレームインタライントランスファ方式」を採用。夜間に車のヘッドライトがカメラに入ったときなどに、画像にしま状の線が入ってしまう“スミア現象”を緩和したという。
ディスプレイの左右側面に、3Dサラウンド対応ステレオサイドスピーカーを搭載し、ヤマハ音源チップ「MA-7」が搭載する3Dポジショナルオーディオ機能(Sonapticの技術)を使って、3D着メロや立体音響のJavaアプリなども利用できる。基本的にはドコモが901iで提供を開始したものと同様だ。
液晶は902SHから引き続き、2.4インチの「モバイルASV液晶」を搭載。上下左右160度の広視野角で、自由なアングルでの撮影が可能だ。
ボーダフォン3Gサービスに対応しており、PC連携コンテンツ「Vodafone live!BB」やテレビ電話「TVコール」、国際ローミングサービスも利用可能。楽曲を1曲丸ごとダウンロードできる「着うたフル」にも対応している。なお、ボーダフォンは8月中旬から着うたフルコンテンツの拡充を図るとしている。
製品名 | 903SH |
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サイズ | 約50×109×29ミリ |
重さ | 約148グラム |
連続通話時間 | W-CDMA:約150分 GSM:約240分 |
連続待受時間 | W-CDMA:約300時間 GSM:約290時間 |
カメラ | AF付き320万画素CCD |
外部メモリ | miniSD(64Mバイト 同梱) |
メインディスプレイ | 2.4インチ 240×320ピクセル、約26万色モバイルASV |
ボディカラー | レッド、ブラック、ホワイト |
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