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» 2005年11月02日 20時39分 UPDATE

携帯も固定も“これ1つ”でワイヤレス──「Voyager 510SL」を試す (1/3)

固定電話とBluetooth携帯電話の同時待ち受けに対応するのがプラントロニクスのBluetoothヘッドセット「Voyager 510SL」。多機能ヘッドセットとしてどんなことができるのかを試した。

[坪山博貴,ITmedia]

 日本プラントロニクスからBluetooth対応ヘッドセットシステムの新製品「Voyager 510」シリーズがリリースされた(10月14日の記事参照)。固定電話とも接続できるシステムで、Bluetooth対応端末との同時待ち受けに対応する。

 Bluetoothヘッドセットといえば携帯電話で利用するイメージが強いが、本製品はビジネス利用でニーズの高い固定電話のワイヤレスヘッドセット利用にも対応。固定電話にかかってきた電話も、携帯にかかってきた電話も1つのワイヤレスヘッドセットで対応できるのがウリだ。

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 固定電話機との接続を可能にするベースユニットにヘッドセットをセットしたところ。この状態でヘッドセットへの充電が行われる

ニーズに合わせた3製品をラインアップ

 固定電話との接続を前提としたフルセット「510SL」は、3つの機器で構成される。(1)Bluetoothヘッドセット (2)固定電話と接続することでBluetoothワイヤレスヘッドを使ったハンズフリー通話を可能にする「ベースユニット」 (3)ベースユニットからの制御で固定電話の受話器を上げ下げする「ハンドセットリフター」だ。

 製品のラインアップは、Bluetoothヘッドセット単体で販売する「Voyager 510」、Voyager 510と「ベースユニット」がセットになった「Voyager 510S」、さらに「ハンドセットリフター」がセットになった「Voyager 510SL」の3種類。同社ではこの製品群を「Voyager」シリーズとしている。今回はフルセットのVoyager 510SLを試した。

 固定電話でBluetoothヘッドセットを利用するには「Voyager 510」と「ベースユニット」、つまりパッケージとしては最低でもVoyager 510Sが必要となる。ベースユニットは固定電話機本体とハンドセットの間に接続するもので、両者を4ピンのモジュラーコネクタで接続する形式であることが必須だ。ビジネスフォンのほとんどはこの形式だが、家庭向けの固定電話機ではハンドセットのケーブルが直結されていたり、ハンドセットがワイヤレスのみといった製品も多く、これらの製品では利用できない点には注意が必要。いわゆるモジュラーケーブルよりもピン数が少なく幅が狭いコネクタなので、壁のモジュラージャックと固定電話機の間に接続する形では利用できない。

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 ベースユニットへの配線系はすべて底面に納められている。下に見える白いケーブルが固定電話機のハンドセット、上部に見えるのが固定電話機、ACアダプタ、ハンドセットリフターへの接続だ。ベースユニットはケーブルに引っ張られて容易に動かないように、おもりが仕込まれている

“マルチポイント接続”で同時待ち受けを実現

 ベースユニットの存在とともに、重要な機能を備えるのがBluetoothワイヤレスヘッドセットだ。マルチポイント接続に対応しており、2つのBluetooth対応機器と同時に接続して待ち受けできる。具体的には最大8つのBluetooth対応機器との認証登録(ペアリング)が可能で、待ち受けも同時に行える。

 ベースユニットを使うと、いちいち認証操作を行うことなく、オフィスの固定電話と携帯電話の通話を1つのヘッドセットでこなせる。固定電話か携帯電話での通話中に、もう1つの電話機に着信した場合でも、ヘッドセットから呼出音が鳴って知らせてくれる。「コールコントロールボタン」を長押しすれば、通話する電話を切り替えて通話できる。先に通話中の電話機側の通話を終了して、あとからかかってきた電話に出ることも可能だ。

 2台の携帯電話の同時待ち受けや、PCと携帯電話の同時待ち受けにも対応する。使い勝手は“携帯電話2台の同時待ち受け”でも“ベースユニットと携帯電話の待ち受け”でも、ほぼ同じだ。PCと携帯電話の場合、PC側の通話利用の際に通常はPCによる操作が必要になる点を除けば、使い勝手はさほど変わらない。PCで利用する場合は、本体のマイクやスピーカーを使うのと同じ扱いになるため、着信や切断といった操作をヘッドセット側からは行えないことが多いからだ。

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