携帯エリアの不満が少ないのはFOMA? au?〜MM総研

» 2005年11月16日 17時39分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 MM総研は11月16日、携帯の電波接続状況の調査結果を公開した。調査は9月中旬に、携帯ユーザー1509人を対象に実施されたもの。ドコモやauのユーザーが、どの程度電波状態に満足しているかが分かる。

 それによると、ドコモのFOMAサービスで電波状態に何らかの不満を感じているユーザーは音声通話で31%、データ通信で25%。平均して28%が電波状態に不満を持っていることが分かった。ただし昨年に実施した同様の調査では53%が不満と回答しており、状況が改善している。

 一方でauのCDMA 1X WINでは、昨年度調査で31%が不満と回答していた。しかし今年度は不満を抱えるユーザーの比率が音声通話で20%、データ通信で18%にまで減少しており、ドコモのFOMAよりも満足度が高くなっていることが見てとれる。

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 ボーダフォンは、3Gサービスの電波状況に不満を持つユーザーが音声通話で42%、データ通信で41%となっている。「回答数が41人と少ないため精度は劣るが、3Gサービスの中では不満者比率が最も高い」(MM総研)

音声がつながらなくなるのは「山間部」

 「電波状態が悪いと感じる場所」のアンケート調査も行った。音声通話では、最も電波状態が悪くなるのは「山間部」で41%。2位は「地下を走る電車の中」で33%、3位が「地下街」の29%となった。データ通信では少々順位が変動しており、1位が「地下を走る電車の中」の27%、2位が「山間部」の26%。3位が「農村地・過疎地」で19%となっている。

Photo 「電波状態が悪いと感じる場所:音声通話」(上位10カ所)

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