メガピクセルカメラ+QVGA液晶搭載機の開発で「携帯初」をうたったボーダフォン+シャープが、今度は携帯初のVGA液晶の搭載を実現した。
VGA液晶のメリットとして説明員が挙げたのは、写真表示のきれいさやVodafone live! NAVI利用時の1画面あたりの情報表示量の多さ、WordやExcelなどのビジネス書類を閲覧する際の見やすさなどだ。
待受画像やゲームなどのVGA対応が気になるところだが、ボーダフォンは「コンテンツプロバイダと協力して対応を進めている」というに留めた。
「電子コミック分野に注力する」としているボーダフォンは、904SHで電子コミックビューワの機能を拡張した。
「従来は、端末内に電子コミックが入っている状態で新しいコミックをダウンロードすると、上書きされてしまった」と説明員。904SHではブックフォルダが用意され、複数の電子コミックを端末内にアーカイブできるようになった。
ダウンロードしたコミックの続きを検索する機能も新たに装備。コミックを読み終わると「続きの作品を探す」という選択肢が現れ、これを選ぶとまず端末内を検索する。それでも見つからない場合はネット上に続きがあるかどうかを探すという機能だ。
コミックビューワのエンジン自体も性能が向上し、従来端末に比べてコミックのコマのスクロール速度も上がっている。端末内には5作品のコミックがプリセットされ、買ってすぐに体験可能だ。
ボーダフォンの3G携帯で搭載が進んでいるBluetooth機能を、一歩進んだコミュニケーション手段として利用する仕組みも搭載した。1つは対戦ゲーム、もう1つはチャットだ。
いずれも2人から8人までの同時利用に対応。利用に当たっては、対戦やチャットに参加するユーザーがアプリを起動し、その中の誰かが親となって参加者を検索・登録する。
なお、Bluetoothを使った対戦やチャットは904SHからの対応となり、従来モデルのBluetooth搭載機では利用できない。ボーダフォンは今後発売予定の端末で順次対応するとしている。
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