調査リポート
» 2006年03月02日 21時07分 UPDATE

+D Voice:結果発表:「LISMO」は「iPod+iTunes」には勝てない? (1/2)

KDDIの総合音楽サービス「LISMO」と「iPod+iTunes」、どちらが優れた音楽配信サービスなのか。ITmedia読者に聞いたところ、かなりのワンサイドゲームとなった。

[杉浦正武,ITmedia]

 KDDIが発表した、携帯とPCを連携させた総合音楽サービス「LISMO」。音楽ケータイだけでなく、転送ソフトやミュージックプレーヤーまで用意したのが特徴で、KDDIは「iPod+iTunes」の組み合わせにも勝てるとうたっている。

 ではユーザーの判定はどうなのか、ITmedia読者に聞いてみた(2月7日の記事参照)。互角の勝負になるかとも思ったが、結果はかなり一方的な展開となった。

  • 調査期間:2月7日〜9日

  • 調査形式:Webアンケート

  • 回答総数:1431

  • 男女比:男性94.3%、女性5.1%

  • 回答したユーザーの属性を見ると、やはり対応キャリアであるauのユーザーが72%で最も多い。ドコモユーザーは25%で、市場シェアから見ると少なめ。ボーダフォンやウィルコムユーザーも11%と少ない。なお、回答者全体の平均年齢は28.8歳だった。


    「iPod+iTunes」に支持が集まる

    ms_au.jpg

     グラフのとおり、全体では8割強がiPod+iTunesを支持するという結果になった。auユーザーに限れば比較的LISMOを支持する傾向があるが、それでも76.6%は“iPod派”。ネット音楽配信でデファクトスタンダードの地位を築いた、米Appleの強さが垣間見える。なお回答者のうち「iPodを持っている」と答えたのは57.1%で、全体の6割に迫ろうとしている。

     では、LISMOが不評だったポイントはどこなのか。それを探るべく「LISMOで不満なところ、心配しているところは?」という質問の結果を見てみた。結果は下グラフのとおり。

    Photo

     やはり最大のネックは「対応フォーマットが少ない(aacPlusのみ)」点にあるようだ。自由回答のアンケートからも、それは伝わってくる。

     「著作権保護は分かるが、MP3やATRAC3の音源を利用できないのが不便極まりない」「ソニーが対応フォーマットや著作権の縛りで失敗したという例があるので、LISMOももう少しオープンに行った方がいいと思います」

     2番目の弱点は価格で、これも厳しいコメントが相次いだ。KDDIは1曲あたりの価格を不透明ながら300円程度ではないかとしているが、「1曲200円までが出せるボーダーだと思います」「48kbps/300円のサービスがデファクトスタンダードになったら非常にイヤな感じ」と否定的な意見が目立つ。

     「1曲あたりの値段がやや強気なように思える。もっと値段を下げてもいいのではないかと思う」というとおり、200円を切る価格でなければ値ごろ感は得られにくいのかもしれない。なお、「楽曲の価格を定額制にしてもらえたら夢のようである」という声も。ナップスタージャパンのように定額制の音楽配信サービスをうたう事業者もあるが(2005年10月25日の記事参照)、KDDIはこの制度を導入できるか。

     ほかに、選択肢にはなかったが「バッテリーの持ちが心配」という点を指摘するユーザーも多かった。「電池の持ちが問題であって、それをクリアしないと厳しいと思う。そういった意味で、まだまだiPod+iTunesが勝つ」。またMacに対応してくれとの声も根強く、「Macユーザーは少ないとはいえ、このテのサービスのインフルエンサーになりかねないだけに、そこを無視したサービスの展開は納得いかないところがあります」とする意見が多かった。

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