SonicStage CP利用時には接続モードに注意短期集中ロードテスト ウォークマンケータイ「W42S」

» 2006年07月07日 01時26分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
photo 「SonicStage CP」。本製品のパッケージに添付されている製品のバージョンは「4.0.00.05080」

 前回では「au Music Port」を利用した楽曲の転送を行ったが、今回はもうひとつのライブラリーソフト「SonicStage CP」を利用した楽曲の転送を行い、HDDにストックされているMP3を持ち出してみる。

 ポータブルオーディオ製品を使い込んでいるヘビーユーザーならば「SonicStage」についてはもはや詳細を説明する必要はないだろう。NetMDやウォークマンをはじめとしたATRAC対応のソニー製品にはおなじみのライブラリーソフトで、最新版の「SonicStage CP」は新たにAACコーデックへ対応したほか、ウォークマンAシリーズの特徴でもある「アーティストリンク」などインテリジェンス性の高い機能を実装している。

 SonicStage CPはATRAC3はもちろん、MP3やWMA、AACファイルの再生にも対応しているので、HDD内にストックされている楽曲をインポートしたのち(もちろんCDからリッピングしてもいい)、W42SをUSBで接続すれば認識され、転送が可能となる。操作としてはウォークマンらと何ら変わらず、ソニー製ポータブルオーディオを利用したことのあるユーザーならば戸惑うことはないはず。

 ただし、W42Sでの使用する際には注意しておくべき点が2つある。

 ひとつは、転送対象となるのがW42SにセットしたメモリースティックDuoのみとなること。本製品は1Gバイトという大容量のメモリを内蔵しているが、そこに収納可能なのは着うた/着うたフル、au Music Portから転送したCD音源(.KDR形式のファイル)のみとなっている。SonicStage CPから大量の楽曲を転送したい場合にはあらかじめ大容量のメモリースティックDuoを別途用意しておく必要がある。※初出時、1Gバイトの本体メモリに写真やムービーを保存できるような記載を致しましたが、そこに保存できるのは楽曲ファイルのみです。おわびして訂正いたします。

photo 「ケーブル接続時に選択」に設定しておくと、USB接続時にあらわれる画面。au Music Portと接続したい場合には「データ通信/転送モード」、SonicStage CPと接続したい場合には「マスストレージモード」を選択する

 もうひとつは動作モードだ。本製品は出荷時、USB接続時のモードは「データ通信/転送モード」となっているが、この状態ではPCに接続してもSonicStage CPから認識されない。事前にメインメニューから「機能/設定」「ユーザー設定」「データ通信」とたどり、「マスストレージモード」か「ケーブル接続時に選択」(接続ごとにデータ通信/転送モードか、マスストレージモードを選択する)に設定しておく必要がある。

 マニュアルにもきちんと記載してあるが、最初は「au Music Portからは認識されているのに、なぜSonicStage CPからは見えないのだろう……」と首をかしげてしまった。特別な理由がない限り「ケーブル接続時に選択」としておくのがいいだろう。

 あと、些細なことだが、付属のUSBクレードルはW42Sをキチンと真上から差し込まないと滑ってしまい、うまくセットできないことがある。クレードル上を滑ってしまうと、一瞬だけPCと接続されるという状態になることがあり、そうなるとライブラリーソフトがフリーズ状態になることがあるので注意が必要だ(特にau Music Portはフリーズしやすいようだ)。これは筆者の手元にあるクレードルだけの現象かも知れないが、気を付けたいところだ。

 準備が整えば、SonicStage CPから楽曲が転送できる。W42SはATRAC3のみが再生可能なデバイス(俗にいうATRACデバイス)なので、MP3などATRAC3以外のフォーマットの楽曲を転送する際にはSonicStage CP側で変換しながら転送することになる。再生ビットレートの上限も存在しているが、「au W42S」と認識されている場合には自動的にATRAC3/132kbpsに変換されてから転送されるので、「転送」ボタンを押せばあとは待つのみだ。

photophoto 転送時にビットレートを選択可能だが、上限は132kbps(左)、MP3ファイルの変換転送中(右)

 筆者のThinkPad T42(Pentium M 1.7GHz/メモリ1Gバイト)で総曲数8/1時間12分57秒のMP3アルバムを転送したところ、所要時間は約4分。超高速とはいえないかも知れないが、それほど待たされるというほどでもない。また、W42S側の再生ビットレート上限は132kbpsだが、それよりビットレートを低くして転送しても再生には問題ない。SonicStage CPでは転送時のビットレートとして132kbps/105kbps/66kbpsが選択可能だ。

 準備の説明が長引いてしまったが、ここまでの手順が完了すれば、いよいよW42Sは“ウォークマン”ケータイとして機能する。次回は「ミュージックシャトル」の使用感を含めた、ポータブルプレーヤーとしての使い勝手を確認してみる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月12日 更新
  1. 「Pixel 10/10a/9a」どれを買う? 4キャリア6ブランドの価格を比較 2年24円や一括4.5万円も (2026年05月11日)
  2. KDDIローミングを切られた楽天モバイルエリアは大丈夫なのか――大型連休のオススメスポット「イオンモール津田沼サウス」に行ってきた (2026年05月10日)
  3. ソフトバンク、売上高7兆円突破で過去最高更新 “ホッピング抑制”の構造改革と「AIインフラ」への大転換 (2026年05月11日)
  4. なぜドコモは「値上げ」に踏み切れないのか? 背景にある通信品質、5G設備投資の遅れが足かせに (2026年05月09日)
  5. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【5月9日最新版】 ポイント3倍や2万ポイント還元あり (2026年05月09日)
  6. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  7. なぜスマホの身分証写真アップロードで画像エラー? iPhoneの“HEIC形式”やサイズ制限で困らないためには (2026年05月11日)
  8. イオンモバイルの2025年通信速度を公表 平日のドコモ回線が苦戦、下り1Mbps付近の時間帯が増加 (2026年05月11日)
  9. iPhone 14/15がiPhone SE(第3世代)に次いで人気 Back Marketのリファービッシュスマホランキング(4月) (2026年05月11日)
  10. Google検索がサーバーエラーで不安定に 「ググれない……」との声相次ぐ  (2026年05月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年