「クローン携帯を確認」は誤報──ドコモがコメント

» 2006年11月24日 10時48分 公開
[園部修,ITmedia]

 11月23日、読売新聞が「NTTドコモが識別番号が同じ“クローン携帯”の不正使用を確認した」と報道した。

 これまで、ドコモを始め、KDDIやソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)らキャリア各社は、同じ識別番号を持つクローン携帯の製造は「技術的に不可能」との認識を示しており(2004年1月の記事参照)、クローン携帯の存在が確認されたとなれば、初めてのケースとなる。クローン携帯は、「使った覚えのない高額なパケット料金が請求された」として提訴するユーザーが出るなど、以前からその存在が取りざたされてきた。

 しかしドコモは、「今回の件は誤接続・誤課金であり、クローン携帯ではない。クローン携帯の製造が技術的に不可能との認識は従来と変わるものではない」とコメントしている。

 今回の件の真相は、「海外の携帯電話事業社が、交換機での認証をしなかったために、解約済みのSIMカード(FOMAカード)が挿入されたと推定される携帯電話から海外で発信した際に、通話できてしまった」ということらしい。

 携帯電話には、電話番号だけでなく、キャリアが管理のために用いる、IMUIという個別の番号がある。このIMUIと、端末とネットワークが持つ認証キーで、接続に関する認証を行っている。ただ、海外の携帯事業者の一部の交換機では、例外的にこの認証を行わない設定になっているものが存在し、かつ解約済みのFOMAカードに書き込まれているIMUI番号と同じIMUI番号が契約中の状態で、通話を接続してしまったために誤接続と誤課金が発生した。

※ドコモでは当時解約後半年程度経過したIMUI番号を再利用していた

 この通話はパケット通信ではなく音声通話で、ドコモは2005年9月にこの現象を初めて確認、2006年2月までに6件の誤接続と誤課金が生じた。しかし2006年2月に正しい認証手続きを行わない交換機との接続は拒否する機能を付加し、同事象を継続して監視する機能を追加しており、2006年2月以降は発生していないという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月30日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  2. 「PayPayカード ゴールド」の特典変更は改悪? 損益分岐点を計算、年間100万〜220万円利用ならお得に (2026年04月28日)
  3. 相互交換が始まった「PayPayポイント」と「Vポイント」のお得な活用法 6月の“ルール変更”にも要注意 (2026年04月28日)
  4. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  5. ダイソーで550円の「スマートフォン ワンハンドシャッター」はカメラ撮影に役立つ? 「ボタンを押すだけ」がポイント (2026年04月29日)
  6. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  7. 血圧を測定できるスマートウォッチ「HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計」 17%オフで約5万円に (2026年04月27日)
  8. 「Fitbit Inspire 3」が10%オフ 最適な睡眠をサポートするスマートアラーム搭載 (2026年04月29日)
  9. 修理費で13万円超えも 折りたたみスマホに「端末保険」が事実上必須といえる理由 (2026年04月27日)
  10. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年