“クローン携帯”、3キャリアとも「ありえない」

» 2004年01月08日 21時54分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 「使った覚えのない高額なパケット料金が請求された」として提訴するユーザーが出るなど(2003年11月25日の記事参照)、その存在が取りざたされている「クローン携帯」。NTTドコモは、クローン携帯を作ることは技術的に考えられないとするコメントを発表、「弊社のクローン携帯の存在も一切確認されていない」と明言した。

 KDDIもau携帯電話について「クローン携帯が作られる可能性は現実的にはありえない」(KDDI広報)といい、ボーダフォンも「基本的にないもの」(ボーダフォン広報)としている。

 クローン携帯が存在しない理由としてドコモは、端末や通信ネットワーク、システムに極めて複雑で高度な技術のセキュリティ対策を施していることを挙げる。KDDIも、高度なセキュリティをかけていることに加え、「通話やパケット通信は、端末がいつ、どこの基地局を使っているかが分かる。(クローン携帯に関する)調査もしているが、そうしたものはない」という理由からその存在を否定する。

 ボーダフォンも同様で、「端末の複製だけをしようと思えば不可能とは言い切れない。ただしネットとのやり取りをする上で何重にもセキュリティがかけられているので、基本的にはないものと考えている」(ボーダフォン広報)と説明している。

データ容量の増加に伴い通信料が増加

 ドコモは、携帯電話の機能向上に伴い、短時間で多くのデータ情報の送受信が行われるようになったため、利用の仕方によっては通信料が増える場合があると注意を促している。

 確かに505iシリーズではiアプリや着信メロディ、iモードの最大サイズが増大し、Flashコンテンツも導入されたことから、使い方によっては知らず知らずのうちに高額なパケット料金がかかるコンテンツを使っている可能性もある(2003年8月23日の記事、2002年4月18日の記事参照)。

 ドコモは、当月の1日から前日までの利用料の合計金額が1万円を超えたときにメールで通知する「一定額到達通知サービス」や、iモードで前日までの請求金額を確認できる「料金案内サービス」を提供しており、利用を勧めている。

 端末からの料金確認については、KDDIが「トップメニュー」-「料金・申込・インフォ」、ボーダフォンが「ボーダフォンライブ!」-「My Vodafone」-「利用料金照会」で提供している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月31日 更新
  1. 「iPhone Duo」は“我慢の連続” 歴代最重254g、Face IDなし……それでも満足できる人の条件が分かった (2026年10月30日)
  2. 若者が選ぶ流行語「チャッピー構文」ってなんだ? 「結論から言うね」なAIの口癖、実は人間のせいかもしれない (2026年10月30日)
  3. 楽天モバイル、1100万回線突破の背景に「通信品質向上」とOpensignalが分析 下り速度とカバレッジの課題は残る (2026年10月29日)
  4. LINEアプリ、旧バージョンと旧OSのサポート終了へ アップデートを呼びかけ (2026年10月29日)
  5. 東日本初の直営拠点「mineo 渋谷」が閉店 オプテージ広報に聞く閉店理由と今後のリアル接点 (2026年10月30日)
  6. ドコモSMTBネット銀行、「V NEOBANK」後継の「NEOBANK CASH」を2027年3月29日に提供開始 (2026年10月30日)
  7. ミークのIoT SIMに楽天モバイル回線を追加、国内初の「4キャリア」対応 月額50円の「休止プラン」も (2026年10月29日)
  8. 「arrows Alpha2(8GB+256GB)」、IIJへMNPで約3万円割引 11月4日まで【スマホお得情報】 (2026年10月29日)
  9. auが通信品質10部門で単独首位、追うソフトバンクは「小差」 5G SA利用率3.8%の課題も Opensignal調査 (2026年10月28日)
  10. 日本通信のフルMVNOサービス、開始時期を5カ月延長へ 「テクニカルな課題が判明」 (2026年10月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー