イー・モバイルの本社が虎ノ門の新日鉱ビルにある理由Mobile Weekly Top10

» 2007年03月01日 23時19分 公開
[園部修,ITmedia]

 今週の2月22日から28日までの1週間でもっとも読者の関心を集めたのは「2006年、もっとも売れた端末は」という記事だった。2006年下半期はシャープのドコモ向け端末「SH902iS」が1位、2006年1年間を通した1位はウィルコムの「WX300K」という結果に驚いた読者も多かっただろう。2位には好評の「ドラマで使われるケータイ」シリーズの3本目がランクイン。そして3位には待望のドコモ向けアクオスケータイ「SH903iTV」の発売日を報じた記事が入った。

 ところで今日3月1日は、携帯電話業界に13年ぶりに新規参入を果たしたイー・モバイルが、月額5980円の定額で、利用制限なしのHSDPA接続環境を提供する「EMモバイルブロードバンド」サービスの先行申し込み受け付けを開始した記念すべき日となった(3月1日の記事参照)。

 同社の本社は、親会社のイー・アクセスも入居している虎ノ門の新日鉱ビルにあるのだが、じつはこのビル、通信業界では有名なビルの1つだ。

 1992年から2000年3月まで、新日鉱ビルにはNTTドコモ(当時はNTT移動通信網)が入居していた。ちょうどNTT移動通信企画がNTTから携帯電話事業の譲渡を受け、NTT移動通信網に商号を変更した頃から、現在の溜池山王にある山王パークタワーに移転し、商号をNTTドコモに変更する前までのことだ。

 イー・モバイルの種野晴夫社長兼COOによると、旧社屋が手狭になり、移転先を探していたところ、偶然にも新日鉱ビルに空きがあり、この場所が「ドコモが一番伸びていたときの本拠地」(種野氏)だったことから、入居を決めたという。風水的にもいい場所とのことで、イー・モバイルが携帯電話事業のスタートを切るのにふさわしい場所だったことも決め手になったようだ。

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