W53Tで録画するmicroSDへのワンセグ番組データは、ARIB(電波産業会)で規定されたSD-Video規格に準拠している。保存先は、microSD→SDビデオ→EZテレビのフォルダとなる。
同じくSD-Video規格に準拠する形式で録画する「W43H」でmicroSDへ録画した番組をW53Tで再生してみたが、問題なく再生が行えた。同規格でmicroSDへ録画するワンセグ端末からの機種変更であれば、旧機種で録画した番組も問題なく再生できるだろう。
W53Tとドコモのパナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末「P903iTV」、ソフトバンクモバイルの東芝製端末「911T」の3機種を同時に持ちながら、ワンセグの受信状況を比較してみた。
東京都千代田区にあるITmedia近辺の路上ではもちろん3機種とも普通に受信できる。一方、ビルの地下から地上へ上がる階段付近の、いわゆる“映る/映らないの境目”あたりで機種ごとに受信状況の差が出た。
受信しながら階段を昇り降りして計測したところ、最も下まで到達したのがP903iTV、続いて911T、W53Tという順の結果になった。ただし、数段降りるだけでどの機種も映像が乱れてとぎれるような電波レベルに揺らぎがある場所だったようで、まったくとぎれず、「普通に表示できる」位置は3機種とも大きく変わらなかった。というわけで、W53Tの受信性能が他機種より大きく劣るわけではないと思われる。
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