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» 2007年11月26日 15時00分 UPDATE

あなたの声、誰に似てる? ケータイで「声ちぇき!」

アドバンスト・メディアの音声認証技術を利用した「声ちぇき!」が登場。ケータイで音声を吹き込むと、声が似ている芸能人が分かる。

[岡田有花,ITmedia]

 音声認識技術開発のアドバンスト・メディア子会社、ボイスドメインサービスは11月26日、携帯電話を使って、自分の音声がどの有名人に似ているか判定できるサービス「声ちぇき! 〜声ならイケてる〜」を始めた。

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 男女別に指定されている電話番号に電話をかけ、指定された単語や文章を発音すると、電話で吹き込まれた声から声紋を抽出。あらかじめ登録してあるタレントやスポーツ選手、アニメキャラなど男女それぞれ500人の声紋と照合する。

 最初の利用時は最も似ている1人だけをメールで提示。2回目以降は、最も似ている1人を知らせるメールにURLを付ける。URLをクリックすると、似ている上位5人までの名前と、「似ている度」を百分率で示すWebページにアクセスできる。

 アドバンスト・メディア声紋認証技術を活用したほか、携帯電話向け検索ポータル「froute.jp」を提供するエフルートと協力し、有名人名をクリックすると、その名前でWeb検索できる。NTTドコモのFOMA 905iシリーズ向けには、iアプリで利用できる、ダイヤル不要のサービスもリリースした。

「声で入力する」という文化を

 「携帯電話で話すと何かが起きる、という文化を創りたい」と、アドバンスト・メディアのソリューション事業部技術グループモバイルプロジェクトチームリーダー・枝連俊弘さんは言う。携帯で話す――当たり前の行為にも思えるが、最近は携帯をネット端末として使い、通話にはほとんど利用しない、という人も少なくない。

 ボイスドメインサービスは、携帯電話から音声でWeb検索できる仕組みを2005年末から提供してきたが、利用が伸び悩んでいるという。「声による検索も、1度やってみると便利だと分かってもらえる。だがキーボードという代替手段があるから、なかなか広まりにくい」と枝連さん。声で入力する必然性のあるアプリケーションはないか――考えた1つの答えが、「声ちぇき!」だったという。

 「『声で入力する』というユーザーインタフェースを確立させたい」

「顔ちぇき!」にあやかりたい

 発想のきっかけはやはり、大ヒットした「顔ちぇき!〜誰に似てる〜」だ(関連記事参照)。顔ちぇきは、顔写真を携帯メールで送ると、似た芸能人の名前を返してくれるジェイマジックのサービス。沖電気工業の顔画像処理技術を、携帯電話のエンタメサービスに応用した。

 「顔ちぇき!は、法人サービス向け技術をエンタメ分野に応用してヒットした例だろう」――声ちぇき!も、アドバンスト・メディアが主に法人向けに展開してきた音声認識技術を、エンタメ分野に応用した。

 「大ヒットした顔ちぇき!にあやかりたい」とサービス名も「声ちぇき!」に。企画をサポートしたのは、ニフティの「ニフニフ動画」の企画開発に協力したゼロスタートコミュニケーションズ。同社の伊地知晋一さんによると、ネーミングについてジェイマジックに断ったりはしていないという。「『ちぇき』という言葉は一般的に使われているので、問題ないと考えている」(伊地知さん)

バナーではない、新しい広告の形を

 収益は広告から得る計画。サイトやメールに広告を掲載するほか、声ちぇき!の仕組みを使ったタイアップキャンペーンを提案する。例えば、声の診断をする際に、商品名を5回言ってもらう――といった手法だ。「バナー広告ではない、声を使った新しい広告を提案できるのでは」(枝連さん)

 ただ「声を入力すると何かが起きる、という文化を創ることが第一」と枝連さんは強調する。「声で入力」が浸透すれば、同社の音声認識技術の応用可能性も広がり、市場が一気に広がる可能性がある。「直接の収入は、サーバ代をまかなうぐらいあればいい。声ちぇき!をきっかけに、新しい文化を創りたい」

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