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» 2008年02月04日 22時38分 UPDATE

さらに写真で解説する「W61SA」

世界で初めて3インチ有機ELを搭載したのが、三洋電機製のフルスライド端末「W61SA」。「ネクストスタイル、ネクストディスプレイ」をコンセプトに、大画面と相性がいいAV機能の使い勝手にこだわった。

[後藤祥子,ITmedia]

 世界初の3インチ有機EL搭載機として登場したのが、三洋電機製のフルスライド端末「W61SA」だ。フロント面のディスプレイ下部にタッチセンサーを搭載しており、ワンセグやデジタルラジオ、FMラジオ、音楽プレーヤー、カメラの5つの機能を閉じたまま起動し、各種操作を行える。

 おもなターゲットとするのは、AV機能に対する関心が高い20代の男性層と、スライド型を使ってみたいと思いながらも、なかなか踏み切れないユーザーだと三洋電機 パーソナルモバイルグループ テレコムカンパニー 国内事業部の横田希氏。「“十字キーとダイヤルキーが離れている”“表に出ているキーの誤操作が心配”などといったスライドモデルの不安要素がないため、折りたたみ型や回転2軸を使っているユーザーでも移行しやすいと思います」(横田氏)

Photo W61SAはソフトキーやクリアキー、十字キーがスライドの内側にあり、フロント部のキーには静電式のタッチセンサーを採用している。タッチセンサー部は指で触れないと機能しないので、誤操作の心配がない。メインディスプレイの保護パネルには強化ガラスを採用。有機ELと強化ガラスを密着させることで光の乱反射をおさえており、蛍光灯下でも画面が見やすいという
sa_ks02.jpgPhoto 同じ三洋電機製の「W54SA」と比べたところ。W54SAはソフトキーや十字キーが表に出ているが、W61SAはスライドを開くとこれらのキーが現れる。W61SAはキーが内側にある分、大きなディスプレイを搭載可能だ(左)。4つのタッチセンサーキーはワンセグやカメラ、音楽の簡易操作用途に使える(右)

sa_sa14.jpgsa_sa15.jpgPhoto 閉じた状態で側面の[マルチ]キーを押すと、閉じたまま使える5つの機能を表示。タッチセンサーキーで選択/決定が可能だ。タッチセンサーキーは、カメラ利用時にはズームと明るさ調整、ワンセグ利用時にはチャンネル切り替えと音量調整、音楽プレーヤー利用時には早送り/早戻しと音量調整に使える。なお、閉じた状態では音楽プレーヤー利用時の前後曲へのスキップはできない

スライドオープンで“別世界”――こだわりのカラーリング

 デザイン面では、スライドを開いたときの“色や質感の違い”にこだわった。端末を閉じた状態では、ディスプレイをふちどるブラックやホワイト、ピンクのフレームのみがアクセントになっており、スライドを開くとメタリックでビビッドなカラーに彩られた操作部が現れる。「デザインコンセプトは“別世界”。閉じた状態のボディはつややかでクリアなのですが、ダイヤルキーなどがある操作部にはメタル素材や派手な色を使って異なる雰囲気に仕上げています」(横田氏)。イノセンスホワイトとグレースピンクのキーフレーム部には、金属の粉を蒸着させる多重蒸着塗装が施され、ヘアライン加工とあいまって高級感の演出に一役買っている。

sa_sa09.jpgsa_sa_10.jpgPhoto 閉じた状態と開いた状態で“別世界”を表現(左、中)。フュージョンブラックは裏面もあざやかなグリーンで塗装している

sa_sa03.jpgsa_sa01.jpgPhoto イノセンスホワイトとグレースピンクのキーフレーム部にはヘアライン加工を施した

 もう1つ、デザイン面でユニークなのが「イルミキー」だ。スライドオープン時や通話/メールの着信時、赤外線やBluetoothの通信時などに、タッチセンサー部からダイヤルキー部までが光るというもので、「例えばメールの入力時などにメールが届くと、光って着信を知らせてくれる」(横田氏)。なお着信時にはディスプレイ左上のWINロゴも光り、不在着信もこのロゴの点滅で把握できる。

sa_sa11.jpgsa_sa13.jpgPhoto 着信時などに青色LEDが光る「イルミキー」(左)。11のシーンでイルミのオン/オフを設定できる(中)。着信時にはディスプレイ左上のWINロゴも光る(右)

  • ↓着信時やスライドオープン時に光るイルミキー

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初代KCP+の「W54SA」との違いは

 W61SAは「W54SA」に次ぐ2代目のKCP+端末で、ダイヤルキー部分をタッチパッドのようになぞって文字を入力できる「スムースタッチ」やBluetooth、EZ・FM、au oneガジェット、マルチウィンドウ(2画面表示)に対応する点などはW54SAと同じだ。

sa_sa17.jpgPhoto ダイヤルキー部を使ってひらがな、カタカナ、漢字、英数字を手書き入力できるスムースタッチを搭載。確定までの時間は5種類から選べる。PCサイトビューアー利用時にはスクロールや拡大縮小に使える

sa_sa19.jpgPhoto うまく手書きで入力できないときは、候補から選ぶことも

 W54SAにはなく、W61SAで新たに対応したのは、(1)AVコンポやカーステレオに音楽プレーヤーの楽曲を飛ばせるFMトランスミッター (2)au Smart Sports (3)ワンセグの番組に合わせて画質を切り替えられる「鮮やか画質モード」の搭載 (4)ディスプレイ下部にその日の予定やニュースフラッシュの情報をテロップ表示する「マイ・インフォメーション」の搭載などだ。

 なお、色の再現性に優れ、素早い動きに追従する有機ELを搭載したW61SAには、3Dのドナルドダックが待受画面で動き回る「ケータイアレンジ」がプリセットされる。「動きや奥行き感がしっかり出て、キャラクターがスムーズに動きます」(横田氏)

sa_sa21.jpgsa_sa22.jpgPhoto 時計やニュース、カレンダー、英和/和英クイズなどをメインディスプレイの下部にテロップ表示するマイ・インフォメーション


W61SA W54SA
ボディ形状 フルスライド スライド
サイズ(幅×高さ×厚み) 51×108×17.3ミリ(暫定) 50×109×18.9ミリ(最厚部約20ミリ)
重さ 約139グラム(暫定) 約144グラム
メインディスプレイ 3インチフルワイドQVGA(240×432ピクセル)有機EL 3インチワイドVGA(480×800ピクセル)IPS液晶
カメラ AF付き有効約199万画素CMOS(6軸手ブレ補正) AF付き有効318万画素CMOS(6軸手ブレ補正)
データフォルダ 100Mバイト(予定) 800Mバイト


発表会場で展示されていた端末はまだ試作機で、最終製品とは異なる部分もある点はお断りしておく。


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