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» 2008年06月24日 23時55分 UPDATE

キムタクは当然Fでしたが……:ドラマで使われるケータイたち 2008年春──au編 (1/2)

テレビドラマのストーリー展開で、登場人物を結び付けるキーアイテムとなっている携帯電話をチェックするこの企画。春から始まったクールが終盤を迎えた今、どんな機種が活躍しているのかに注目してみた。今回は2008年春のau編だ。

[青山祐介,ITmedia]

 夜21時台から23時台のドラマは、人気俳優やタレントが多数出演し、ドラマ好きならずとも注目の番組がめじろ押しの時間帯だ。東京地区の民放では、4月から始まった2008年春クール(1月〜3月)は毎週合計15本が放映されているが、いずれのドラマにも携帯電話キャリアがスポンサーとして入っている。そのため、劇中に登場するケータイは、そのドラマのスポンサーとなっているキャリアのものが使用されているのはいうまでもない。

 今回もこれらのドラマに登場するケータイを、携帯電話キャリアが公開している情報と、実際にドラマを視聴して確認したデータを元にチェックしてみた。今回はKDDIがスポンサードする番組を見てみよう。

 21時台から23時台のドラマ15本のうち、KDDIがスポンサードしているものは6本。火曜日は関西テレビ制作の「無理な恋愛」(フジテレビ系)、“刑事モノ枠”ともいえる水曜日の21時台は「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系)、木曜日は1年間のロングランになる「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)と、その裏番組として「7人の女弁護士」(テレビ朝日系)、その後の22時台には「ラスト・フレンズ」(フジテレビ系)と3本が集中、金曜日にはこれまた“ミステリーモノ枠”ともいえる21時台に「パズル」(テレビ朝日系)が並んでいる。またこれらKDDIが提供するドラマとは別に、フジテレビ系月曜夜9時のいわゆる“月9”枠の「CHANGE」に、撮影協力としてKDDIが端末を提供している。

ちなみに、KDDIでは、アドギャラリーで「警視庁捜査一課9係」「ラスト・フレンズ」「7人の女弁護士」「渡る世間は鬼ばかり」で使われているケータイを紹介している。

最多登場はカシオ計算機の「W61CA」

 まず、今クールで一番画面に登場していたau端末はカシオ計算機の「W61CA」だ。スポーツとモードをテーマにした防水ワンセグ端末で、4色のカラーバリエーションを展開しており、「ラスト・フレンズ」の水川あさみがクチュールゴールド、「警視庁捜査一課9係」の遠藤久美子がローブホワイトを使用。男性陣では「警視庁捜査一課9係」の津田寛治、「7人の女弁護士」の永井大がモードグリーンを使っている。

 次に活躍が目立ったのがパナソニック モバイルコミュニケーションズの「W61P」。ビビッドなボディカラーと、シルバークロームの帯を挟んで配置されたサブディスプレイというデザインが、画面でもさりげなく個性を主張していた。劇中では主役、準主役クラスが使っていることが多く、「無理な恋愛」の堺正章、徳井義実(チュートリアル)、「ラスト・フレンズ」の錦戸亮、「警視庁捜査一課9係」の井ノ原快彦ら、男性陣が多く使っていたのも特徴だ。

PhotoPhoto ドラマに最も多く登場したauケータイはカシオの「W61CA」。パナソニック モバイルの「W61P」も使用者が多かった

 京セラ製の「W61K」も、採用数がW61Pに並んだ。女性の手にぴったり収まる幅47ミリのコンパクトなデザインながら、こちらも男性が持っていることが多かった。主役では「警視庁捜査一課9係」の渡瀬恒彦に加え、「CHANGE」の寺尾聡や風間杜夫、平泉成など、劇中に登場する「日本政友党」党員や総理官邸の職員など、W61Kは公の職に就く登場人物が持っているというのも興味深い。auのラインアップの中では比較的、オーソドックスなつくりをする京セラの端末だけに、こうした官庁での採用につながったのだろうか。ちなみに女性では「7人の女弁護士」でゲスト出演した鈴木亜美が使っているのを確認できた。

 続いて多かったのが日立製作所製の端末。「W61H」に加え2007年冬モデルの「W53H」も活躍していた。W61Hは「無理な恋愛」の夏川結衣が頻繁に主人公の堺正章と連絡を取り合っており、登場シーンでは、サブディスプレイの電子ペーパーの柄が目立っていた。このほか、「警視庁捜査一課9係」の羽田美智子や「7人の女弁護士」の三浦理恵子など、やはり女性陣が使っているシーンが目立った。またW53Hも「7人の女弁護士」の野際陽子や「警視庁捜査一課9係」の豊原功補が使っているシーンを確認できた。

PhotoPhoto 「W61K」と「W61H」

 auの端末ラインアップはいずれもデザインが個性的で、女優が持つとそのデザインがひときわ映える。主役級では「7人の女弁護士」の釈由美子が「W61SH」、「ラスト・フレンズ」の上野樹里が「W61T」を使用しているのを確認。珍しいところではPantech & Curitel製の「W61PT」を、「CHANGE」の加藤ローサ、「警視庁捜査一課9係」の中越典子が使っている。

PhotoPhotoPhoto 「W61SH」「W61T」「W61PT」

 ちなみに2008年春モデルより古い2007年モデルもいくつか使用されていた。確認できた範囲では、「CHANGE」の深津絵里が「W53CA」、「パズル」の石原さとみや「7人のおんな弁護士」にゲスト出演した安倍麻美が「W52SH」、「警視庁捜査一課9係」の浅見れいなが「W54SA」を使っていた。

 なお富士通のテレビCMに出演している木村拓哉は劇中でも「F905i」を使用。長澤まさみはP705iベースと思われる端末を、瑛太はN705i amadana blackに若干手を加えたと思われる実在しないモデルを使用していた。

 今やケータイは人と人を結ぶキーアイテムといっても過言ではなく、ドラマのストーリー展開の中でも重要な役を演じることが多い。例えば「無理な恋愛」では、主人公の堺正章と夏川結衣という年の離れた男女間の恋愛がケータイでの通話やメールによるコミュニケーションによって、発展していく。また、「ラスト・フレンズ」では、主人公の長澤まさみに対して、ストーカー的な役の錦戸亮が電話するシーンでは、元彼の錦戸から逃れようとする長澤が演じる役の葛藤と、物語の進展とともに変化していく心の変化を、ケータイを使って描き出していたのが印象的だった。

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