写真と動画で解説する「830CA」(1/3 ページ)

» 2008年11月17日 10時00分 公開
[青山祐介,ITmedia]

 カシオ計算機製の「830CA」は、ソフトバンクモバイル向けには初めて投入される「CA」モデルだ。2008年8月にカシオ計算機とソフトバンクモバイルから端末の供給が発表されて以来、auケータイの中で常に高い顧客満足度を誇る同社の端末を使ってみたいというソフトバンクモバイルユーザーから高い期待が寄せられていた。

 2008年冬モデルの発表会で孫正義社長は「auのカシオのケータイは常に顧客満足度で1位にある。悔しい、うらやましいと思っていた、なぜカシオ端末がソフトバンクにないのかとエンジニアに常々言っていた。それがついに登場した」と、今回の830CAの登場を歓迎。さらに、「カシオのケータイはなぜ満足度が高いか。握りやすい。キーが押しやすい。とことん薄さにこだわるよりは、本当に操作性(を追求していて)、使えば使うほど満足度が高まる」と自らカシオ製端末が支持される理由を説明した。

 孫社長が自信を持って語ったように、ソフトバンクモバイルの830CAは、最近のソフトバンクモバイル製端末とはやや趣の違うテイストを持つ仕上がりとなっている。デザインは、シンプルで柔らかな曲線を持っていて、“額縁”的なデザインのモデルが多いソフトバンクモバイルの端末の中にあって独自のたたずまいを見せる。

 4色用意されたカラーバリエーションの中でも、パールが入ったホワイトやオレンジは、auのW41CAをはじめとした、CA端末を見たことがあれば、直感的にカシオ計算機製端末ということが感じられるはず。この2色のほかに、見る角度によってブルーパールに光るグレーと、2色成型を生かした深みを見せるブラックが用意されている。

PhotoPhotoPhoto カシオ計算機製の「830CA」。ボディカラーは左から順にブラック、オレンジ、ホワイト、グレーの4色
PhotoPhoto 背面は2色成型。ホワイトとオレンジはパール系、グレーは見る角度によって青みがかった色に見える偏光パールをまとう
PhotoPhoto ブラックのみ2色成型の表側は透明となっていて、深みのある光沢を魅せる

 ボディの厚さは最薄部で15ミリ、最厚部でも16.7ミリとスリムさを保ちながら、ふくよかな曲線を描いたフォルムとなっているのが特徴。こうした柔らかなラインは当時高い人気を得たauの「W41CA」や「W43CA」を連想させる“カシオ計算機製端末らしい”デザイン。閉じたときの前面はスピーカーのスリット以外に何もなくすっきりとしており、背面もカメラ周辺をメッキの帯で処理した部分以外は同じようにつるっとした表情を見せる。

PhotoPhoto カシオ製端末らしい柔らかな曲線を持つ背面。中央にあるスリットはモノラルスピーカー。裏面には5.2メガピクセルのCOMSセンサーを使ったカメラを装備
PhotoPhoto 左側面には上下キーとmicroSDスロットを装備。右側面には平型イヤフォン端子を備えている。最厚部でも16.7ミリと薄いフォルムは、長時間持っていても疲れにくい
PhotoPhoto キーボード側ボディの下端はauの「W41CA」のように曲線を描いて立ち上がっていて、そこに発話用のマイクを持つ。赤外線通信端子はディスプレイ側の先端にある
PhotoPhoto キーボード横から側面に回りこんだ金属調のプレートがサイドビューを引き締める。外部接続端子のカバーは取り外したあと回せるので邪魔にならない
PhotoPhoto 5.2メガピクセルのCOMSセンサーを使ったオートフォーカス対応カメラ。左脇にフォトライトを備える。バッテリーは770mAhのリチウムイオン充電池。薄いバッテリーカバーは簡単なスナップで固定される。SIMカードスロットがバッテリーのすぐ上にある
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