au端末ランキングは、最近じわじわ増えている「シンプル一括1円/0円」の格安機種が上位を占めるようになってきている。
首位は前回と変わらず、カシオ計算機製「EXILIMケータイ W63CA」が獲得。現行機種はEXILIMケータイ W63CAのみが好調を維持するのも変わらず、連続首位記録を「9」に伸ばすとともに、au端末で唯一キャリア総合ランキングにも入っている。
続いて2位に日立製作所製の「Woooケータイ W62H」(前回3位 2008年夏モデル)、3位にシャープ製の「W62SH」(前回2位 2008年夏モデル)、4位に東芝製の「W65T」(前回10位 2008年冬モデル)、5位に京セラ製SANYOブランドの「W63SA」(前回4位 2008年夏モデル)が入った。
今回躍進したのは現行機種のW65T。W65Tは有機ELディスプレイと回転型十字キー“スピーディーコントローラー”を備えるKCP+のスライド端末。発売当初は、2009年冬モデルでワイドVGAクラスのディスプレイを備えるハイエンドモデル3機種(W63CA、W64SH、W63H)に次ぐ順位付近に位置していたが、最近はランク圏外に落ちることも多くなっていた。
W65Tが躍進したのは、早くも大幅に値下げされたからだ。中には、禁断(?)の「シンプル0円/1円」で販売する店舗も多く見られた。かつてのau端末は、au買い方セレクトを導入する前の2007年夏モデルまで、新機種が発表される噂が聞こえ始める頃を皮切りに現行機種が大幅に値下げする動きが特徴だったが、どうやらこの動きは復活する傾向だ。「現行機種は安くなってからが買い時」という声もまた大きくなってきそうである。
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