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» 2009年09月09日 18時05分 UPDATE

写真で解説する「PRISMOID」 (1/2)

「PRISMOID」は深澤直人氏がデザインを手掛けたiidaのスタンダード端末。1980年代の“未来のイメージ”をデザインに取り入れ、SF映画のアイテムのような雰囲気を放っている。

[山田祐介,ITmedia]
photo 「PRISMOID」

 “デザインのau”を印象づけた「INFOBAR」をはじめ、「neon」や「INFOBAR 2」を手掛けるなど、auの端末デザインに深く関わってきたプロダクトデザイナー・深澤直人氏。その同氏がiidaブランドとして初めてデザインした端末が「PRISMOID(プリズモイド)」だ。同モデルは、シンプルな機能と高いデザイン性を備えた折りたたみ型端末として、iidaのベーシックラインを担う。メーカーは京セラで、「misora」と同様にプラットフォームにはKCPを採用した。

 角錐台を意味する「PRISMOID」という名前どおり、ディスプレイ側のボディとダイヤルキー側のボディがそれぞれ面取りされ、端末を閉じると角錐台を2つ重ね合わせたフォルムになる。ちなみに深澤氏は、初のCDMA 1X WIN端末として登場した京セラ製端末「W11K」でも“面取り”をデザインに取り入れている。


photophoto ボディの背面(写真=左)と裏面(写真=右)

 PRISMOIDは、1970〜1980年代に思い描かれた“未来のイメージ”をテーマにしているのもポイント。平らで角張ったボディデザインは、SF映画に登場するアイテムのような雰囲気を感じさせる。

 全体的にシンプルなデザインに仕上がっている同モデルにおいて、見た目のアクセントになっているのがボディ背面に大きくあしらわれた「C4.8」の文字だ。これは面取りの寸法(chamfer 4.8ミリ)を表しており、さらにその文字の下にはボディサイズとFeliCaマークが小さく表示されている。こうしたスペックをロゴとしてデザインに取り入れる手法も、80年代によく見られたものだという。

photophoto ボディの左側面(写真=左)には、有機ELサブディスプレイを備える。右側面(写真=右)には左側面と同様のくぼみが設けられ、端末が開けやすいように配慮されている
photophoto ヒンジ部(写真=左)と先端部(写真=右)。6角形のシンプルなフォルムに仕上がっている
photophoto 端末を開いた場合の正面(写真=左)と側面(写真=右)
photo ディスプレイが内側に奥まっており、端末を閉じると盛り上がったダイヤルキー側のボディをディスプレイ側のボディが包み込むようなかたちになる

 またボディの左側面に用意された有機ELサブディスプレイも個性的なポイントといえる。視認性を損なわないぎりぎりのサイズという約0.6インチのディスプレイは、日時や電波状態、電話やメールの着信を表示するほか、EZニュースフラッシュも見られる。ニュースを表示した際には、電光掲示板のようにオレンジ色の文字が右から左へと流れていく。

 右側面はサブディスプレイを搭載しないが、左側面と同様にくぼみを設けており、両側面のくぼみに手をかけることで、スムーズに端末を開くことができる。なお、側面にはボタン類は搭載しておらず、見た目は非常にシンプルだ。

photophoto 何かのケースのようなデザイン。MAT BROWNのみ、表面をマット処理している
photo 3色のカラーバリエーションは、たくさんの候補の中から深澤氏が厳選したもの。特にインパクトのあるGREENは、「INFOBAR 2」のMIDORIと比較すると少し色が明るめなライムグリーンだ
photophoto ダイヤルキーは押しやすさに配慮し、若干盛り上がっている(写真=左)。キー面の最下部には「PRISMOID」の文字を配した(写真=右)
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