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» 2009年10月19日 20時11分 UPDATE

写真で解説する「EXILIMケータイ CA003」 (1/2)

「ケータイカメラもここまで来たか」――そんな思いがよぎるカシオ計算機製のハイスペック端末が「EXILIMケータイ CA003」だ。12.2MのCMOSカメラにデジカメ「EXILIM」のトレンド機能である高速連写やダイナミックフォトを盛り込んだほか、ケータイとしての主要な機能もしっかりサポートする。

[山田祐介,ITmedia]

 “選べる高画質カメラ”と銘打って、カメラケータイを豊富にそろえたauの新ラインアップ――。その中でもカシオ計算機製の「EXILIMケータイ CA003」は、有効約1217万画素CMOSを搭載し、秒間20枚連写や“超解像”の3倍デジタルズームなどに対応したハイスペックモデルだ。機能だけでなくデザインにもこだわり、「GRACEFUL」デザインと名付けられた、パネルの継ぎ目が目立たない外装を採用。写真もボディも美しい端末に仕上がった。

photophoto 「EXILIMケータイ CA003」。レンズを搭載するボディ裏面はパネルそのものがバッテリーカバーになっており、分割ラインのないプレーンな顔立ちとなった

“EXILIM”ならではの高速連写、ダイナミックフォト

photo 会場にあった写真のサンプル

 レンズは前機種「EXILIMケータイ W63CA」と同じく広角28ミリ(35ミリ換算)。撮像素子は8Mから12Mクラスに高画素化され、最大ISO感度もW63CAがISO1600だったのに対し、CA003ではISO3200での高感度撮影ができる。発表会会場では同モデルで撮影した写真を実際にプリントして展示していたが、本家デジタルカメラに迫る解像感があり、発色も鮮やかに仕上がっていた。

 また、本職デジカメと比べてケータイカメラが苦手とするズーム機能にも、新たな工夫が盛り込まれている。ケータイカメラの多くは光学ズームを搭載しておらず、解像度とトレードオフのデジタルズームを使うしかないが、CA003では新機能「超解像デジタルズーム」によって、12.2Mの撮影サイズのまま最大3倍のデジタルズームが可能だ。説明員によれば、デジタルズームで撮影した写真にシャープネスのような画像処理を加え、解像感を保持しながら12.2Mサイズに写真を引き伸ばすという。


photophoto ディスプレイを裏返すとカメラモードに移行する。各種設定はジャンル別に階層化されており、ディスプレイを裏返したままサイドキーで操作できる

 デジタルカメラ「EXILIM」が注力している高速連写機能も、CA003に組み込まれている。撮影サイズは2M以下に限られるが、秒間20枚の高速連写に加え、シャッター全押しの最大1秒前から写真を連写する「パスト連写」が可能だ。また、撮影した写真は「クイックフォトビューアー」で連続写真として再生できるので、動画感覚で楽しんだり、スポーツのフォーム確認に使ったりできる。

photo 連写のデモンストレーション

 また、“動く合成写真”が作成できるユニークな機能「ダイナミックフォト」も、本家EXILIMから受け継いだ。同機能では、合計10枚の連続写真から動く被写体をカメラが自動で抽出し、ほかの写真に合成したり、GIFファイルに変換して待受画面やデコレーションメール用のパーツにしたりできる。抽出された“動く素材”の解像度は最大で240×320ピクセルとそれほど高くない。また、抽出するには、被写体の背景が単色でなければいけないという。

photophoto 単色の背景をバックに写真を撮ると、動く被写体だけが抽出される。それを任意の画像に合成して、“動く合成写真”を楽しめる

 手軽にきれいな写真が撮影できる“おまかせ”系の機能も進化している。「人物」「風景」「人物+風景」「トワイライト」「夜景」「マクロ」という6つのシーンモードから、カメラが自動で最適なモードを選択する「オートベストショット」を新たに搭載した。そのほか、W63CAと同様に6軸手ブレ補正やナイトビジョンモード、顔認識機能を備え、ソフトバンクモバイルの「EXILIMケータイ 930CA」にも採用された、人物の肌や目元を美しく撮影する「美撮り」機能も搭載する。

photophoto 6つのシーンモードから最適なモードを選択する「オートベストショット」(写真=左)。そのほかにも「食べ物」や「パーティー」など、さまざまなシーンモードが用意されている(写真=右)
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