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» 2013年06月28日 15時40分 UPDATE

「ARROWS A 202F」の“ここ”が知りたい:第2回 ベンチマークスコアはどれくらい? 再起動はできる? 起動速度は?――「ARROWS A 202F」 (1/2)

“ここ”が知りたいの第2回では、5インチフルHDディスプレイに1.7GHz駆動のクアッドコアプロセッサーを採用したハイエンド端末「ARROWS A 202F」の性能をベンチマークアプリで調べた。また、起動と再起動にかかる時間も調べた。

[村上万純,ITmedia]

質問:ベンチマークスコアはどれくらい?

 「ARROWS A 202F」は、5インチフルHD(1080×1920ピクセル)の液晶ディスプレイと1.7GHz駆動のQualcomm製クアッドコアプロセッサーSnapdragon「APQ8064T」を採用したソフトバンクモバイルのハイエンド端末だ。地上波デジタル放送のフルセグに対応し、大容量の3020mAhのバッテリーも搭載している。そんなARROWS A 202Fは、3Dゲームや動画再生など高負荷のかかる処理に、どれだけのパフォーマンスを発揮するのだろうか。

photo 「ARROWS A 202F」

 今回ARROWS A 202Fの処理能力を調べるために使用したのは、CPUの性能やデータの読み書き、画像処理、ブラウザ性能などを数値化するベンチマークテストアプリ「Quadrant Professional Edition」「AnTuTu 安兎兎ベンチマーク 」「Vellamo」の3つ。端末を初期化し、計測に使うアプリのみをインストールした状態でテストを行った。あくまで、端末の性能を図る上での指標の1つにしてほしい。

 なお、発売前の試作機で計測しているため、製品版とは計測結果が変わる可能性があることをご了承いただきたい。

 まずQuadrant Professional Editionのスコアだが、3回計測した平均値を総合スコアと各項目で出した。このアプリは、CPU、メモリ、I/O(データの読み書き)、2Dと3Dグラフィックの性能を数値化でき、そこで算出された平均値を“総合スコア”として表示する。

photophotophoto Quadrant Professional Editionのテスト結果。左から順に1回目、2回目、3回目

 総合スコアは1回目が10155、2回目が9748、3回目が9886で平均値は9929.7だった。プロセッサーに「Tegra 3」を搭載するドコモの富士通端末(2013年2月発売)「ARROWS X F-02E」の総合スコアは3702.2だったが、その数値を大きく上回る結果となった。ただ、ARROWS Xのときは5回計測した平均値を出した。また、APQ8064Tよりは1世代前のプロセッサー「APQ8064」を搭載するauの「Xperia UL SOL22」の総合スコア8018.3と比べても、約2000スコアが高い。各項目の計測結果と平均値は以下のとおりだ。

Quadrant Professional Editionのスコア
  CPU メモリ I/O 2D 3D 総合
1回目 33497 10374 4205 505 2193 10155
2回目 33552 9041 3465 521 2159 9748
3回目 34272 8836 3802 330 2191 9886
平均値 33773.7 9417 3824 452 2181 9929.7

 続いて、AnTuTu 安兎兎ベンチマークのテストを実施した。このアプリでは、CPU、RAM、GPU、I/O(データの読み書き)を計測できる。総合スコアは、1回目が21645、2回目が21231、3回目が20873で、平均値は21249.7だった。過去にARROWS X F-02Eで行った同じアプリを使ったテストでは、総合スコアの平均値は11475.8で、ARROWS A 202Fのほうが9000近く高い数値だった。また、Xperia ULの総合スコア18886と比べても高い数値だといえる。

photophotophoto AnTuTu 安兎兎ベンチマークのテストの結果。左から順に1回目、2回目、3回目

 各項目の計測結果と平均値は以下の通り。

AnTuTu 安兎兎ベンチマークのスコア
  CPU RAM GPU I/O 総合
1回目 9074 3443 8220 908 21645
2回目 8562 3352 8412 905 21231
3回目 8149 3319 8525 880 20873
平均値 8595 3371.3 8385.7 897.7 21249.7

 最後にVellamoでテストを実施した。VellamoはQualcommが開発したベンチマークテストアプリ。レンダリングやJavaScript、ページダウンロード、リロードなどブラウザの性能が分かる「HTML5」と、データの読み書きやメモリなど、CPUの性能を測れる「METAL」という2つのテストがある。HTML5のスコアは1回目が2202、2回目が2181、3回目が2191で、平均値は2191.3だった。CPU性能を測るMETALは、1回目が686、2回目が684、3回目が681で、平均値は683.7となった。HTML5のスコアではXperia ULの2210.7をわずかに下回ったが、METALの数値はXperia ULの635より高い数値だった。

photophotophoto Vellamoのテスト結果。左から順に1回目、2回目、3回目

 高いスペックを備えたハイエンド端末だけあり、Quadrant Professional Editionの総合スコア9929.7と、AnTuTu 安兎兎ベンチマークの総合スコア21249.7はかなり高い数字だろう。VellamoのHTML5のスコア2191.3と、METALのスコア683.7も悪くない数字だ。ベンチマークスコアから見るARROWS A 202Fのパフォーマンスは、総合的に優秀な結果だといえる。

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