ビッグローブは9月7日、MVNOサービス「BIGLOBE SIM」のサービス強化策を発表した。月額料金の値下げと1万円のキャッシュバック、お得な通話のパック料金、乗り換えサポートの強化などを順次開始する。
また同日からASUS製の5型スマートフォン「ZenFone 2 Laser(ZE500KL)」の販売も開始した。価格は1150円×24回払いの総額2万7600円(税別、以下同)。
料金の値下げは10月1日から。音声通話が可能なSIMの場合、月間データ容量が1Gバイトの「音声通話スタートプラン」は1600円から1400円に、3Gバイトの「エントリープラン」は1800円から1600円に、6Gバイトの「ライトSプラン」は2405円から2160円に、12Gバイトの「12ギガプラン」は4000円から3400円と、プランによって200〜600円値下げする。
またデータ通信専用のSIMは、6Gバイトのプランが1505円から1450円に、12Gバイトのプランは3100円から2700円へ値下げする。なお3Gバイトのプランは900円で据え置く。
料金改定に合わせて、最大1万円のキャッシュバックを実施。期間は9月7日から11月1日までで、6Gバイトと12Gバイトの2プランに新規加入し、開通翌月から6カ月間継続して利用した場合。音声SIMの場合は1万円、データSIMの場合は3000円を還元する。
6Gバイトと12Gバイトのプランでは、1契約で複数のSIMカードが使える「シェアSIMカード追加オプション」の提供を開始する。追加できる枚数は6Gバイトのプランが2枚(主回線と合わせて3枚)、12Gバイトのプランが4枚(主回線と合わせて5枚)。提供時期と追加料金は、通話SIMが9月7日からで1枚900円。データ専用SIMは11月から開始し、料金は1枚200円。またデータ通信とSMS送受信に対応したSIMは1枚320円で提供する。
値下げするデータ料金に対して、通話料金を実質的に値下げするのが「BIGLOBEでんわ 通話パック60」だ。「BIGLOBEでんわ」は、専用アプリから30秒10円(不課税)と大手キャリアの半額で通話できるサービス。IP電話ではなく、回線交換式のため、携帯電話番号をそのまま利用できる。
このBIGLOBEでんわが、1カ月1時間まで650円で利用できるのがこの通話パック60だ。従量課金では1時間で2450円相当になるが、パックに加入すると1800円安くなり、1時間超過後も30秒10円の通常料金で利用できる。月に1時間近く話すユーザーには非常にお得になる。
9月7日から受け付ける「らくらく乗り換えSIM」は、番号ポータビリティ(MNP)で乗り換えやすくする新サービス。これまでWeb経由でBIGLOBE SIMにMNPする場合、申し込みから自宅に新しいSIMが届くまでの数日間、回線が使えなくなる期間が生じていた。
らくらく乗り換えSIMは新しいSIMが自宅に届いてから、ユーザーが専用窓口に電話して回線を切り替えるサービス。ユーザーの都合に合わせてMNP移行ができ、また不通期間も限りなく少なくなる。なお、自宅にSIMが届いてからまる2日間たつと、自動で回線は新しいSIMに切り替わる仕組みだ。
このほか、BIGLOBE SIMを購入前に体感できる「お試しSIMスポット」を9月7日より全国に開設する。スポットはヨドバシカメラマルチメディアAkiba、ヨドバシカメラマルチメディア梅田、スマホの窓口 スマート・スマート(浦和)を皮切りに、イオンの一部店舗(約20店舗)でも開始する。
さらに、BIGLOBE SIMのWebサイトに「お申し込み安心ナビ」と題した格安SIMの解説ページや、乗り換え前後の料金シミュレーションができる新コーナーを用意。格安SIMの初心者や、サービス内容や申し込み手続きへの不安や疑問を持っているユーザー予備軍に、分かりやすいコンテンツを提供して新規加入や乗り換えの促進を目指す。
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