前回から随分間が空いてしまったけれども、iPhone 6sカメラ編の後編である。iPhone 6sと6s Plusの画質に差があるのか。なお今回はiPhone 6s Plusに加えてiPhone 6 Plusも一緒に取り上げたい。
人物編では自撮り用Retina Flashにどのくらい効果があるのか。まあそのあたりを中心に。
上の写真、機種名のとこが隠れてて、しかもPlusはどっちもシルバーなのであるが、カメラ部分をよく見ると、微妙にiPhone 6 PlusとiPhone 6s Plusが違うのだ。それで判別している。細かい話です。
ちょっとおさらいから。iPhone 6/6 Plusまでは800万画素のセンサーだったが、iPhone 6s/6s Plusは1200万画素に画素数が増えた。それに伴い、ベースとなるISO感度(要するに一番低いISO感度)がISO32からISO25になった。画素数が上がった分、若干ベースとなる感度が下がった感じだ。
基本的に明るいところでの画質には差がない。iPhone 6時代に比べて、画素数が上がってディテールの解像感が上がり、細かいところまで写るようになったくらいである。
次は猫をなでる編。
ちなみにiPhone 6sとiPhone 6s PlusはLive Photos(ライブフォト)モードで撮っている。Live Photosモードだとこのように前後合わせて最長3秒の動画を撮ってくれる。動画部分だけ抜き出してみた。ちょっとフレームレートは落ちるので滑らかではないけれども。
Live Photosのこの3秒動画の方を公開したいという場合でも、既にLive Photos動画を取り出してアニメーションGIFや単体の動画にするアプリも登場しているので、そちらを使えば問題なし。で、基本的にiPhone 6sもiPhone 6s Plusも同じ撮像素子を使っているわけで、写りに差はないのだが、iPhone 6sの方がボディがコンパクトなので持ちやすくて撮りやすい。特に片手でさっと撮るときはこのサイズの方がいいし、両手で構えるにしてもこのくらいの大きさの方が持ちやすくて安定する。
でも画面サイズと画面の解像度が異なるわけで、iPhone 6sは750×1334ピクセルで326ppi、iPhone 6s Plusは1080×1920ピクセルで401ppi。iPhone 6s Plusの方が解像度が高く、ピントが合っているかどうか分かりすいし、撮った写真も見やすい。悩ましいところだが、撮りやすいiPhone 6s、見やすいiPhone 6s Plusということで。
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