という感じで、拍子抜けするほどあっさりとSIMロックの解除ができた。数時間U-mobileのSIMでiPhone 6sを使ってみたが、問題なく通信でき、テザリングも利用できた。なお、再びソフトバンクのSIMを入れ替えて通信する場合、「設定」→「一般」→「プロファイル」から、格安SIMのプロファイルを削除する必要がある。
格安SIMではキャリアメールを利用できないのがデメリットだが、iPhoneの場合、「iMessage」はApple IDにひも付いているので、SIMを替えても利用できた。iPhoneユーザー同士なら、格安SIMに乗り換えても引き続きメールを利用できるのは大きなメリットだといえる。
高音質通話「VoLTE」についても、IIJmioの音声SIMを入れたiPhone 6sからドコモのVoLTE端末(Galaxy S7 edge)に発信したところ、利用できることを確認できた。iPhone上では、VoLTE通話なのかが画面上では確認できないが、Galaxy S7 edgeの通話画面には「HD」のアイコンが出ていたので、VoLTEで通話できていたことが分かる。
ちなみに、iPhoneで契約している雑誌読み放題サービス「ビューン」は、SIMを替えても利用できた。ビューンはソフトバンクのiPhoneとAndroid端末専用サービスのため、契約情報はSIMカードにひも付いているのかと思いきや、端末にひも付いているようだ。
まだ対応機種は少ないが、ソフトバンクのiPhoneで格安SIMを使いたい――という人は、iPhone 6s/6s Plus以降のモデルなら、購入して181日以降にSIMロックを解除できることを覚えておきたい。
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