コラム
» 2017年02月18日 06時00分 UPDATE

ポケモンGOに「性別」が実装された意味は? “強いタマゴ”は登場するか

[波戸みつる,ITmedia]

 Pokemon GO(以下、ポケモンGO)の金銀アップデートで、新ポケモン追加の他に、UIの変更やアバターの着せ替え機能強化などもあったが、今回ポケモンの「性別」も実装された。

 ポケモンの性別と言えば、初代の『ポケットモンスター 赤・緑』では「ニドラン♂」と「ニドラン♀」が存在するのみで機能的な意味はなかった。その後、『ポケットモンスター 金・銀』で初めて各ポケモンにオス・メス・性別不明が追加された経緯があるため、今回の性別機能の実装は本筋のポケットモンスターシリーズ(以下、原作と呼ぶ)をなぞった形だといえる。

 ただ、問題なのは性別をゲーム内でどのように使用するかだ。ご存じの方も多いと思うが、第2世代以降の原作では「育て屋」にオスのポケモンとメスのポケモン、あるいはどちらかの性別のポケモンとメタモンを一緒に預けることで育て屋からタマゴが見つかる(作中、ポケモンがタマゴを産卵する瞬間を見た人が誰もいないために「見つかる」「発見される」という表現が使われている)。

どこかに育て屋ができる? あるいはIngressのようなアイテム化?

 そうなると、ポケモンGOにもどこかに育て屋ができる可能性が出てくる。例えば、ある地点の育て屋に手持ちのポケモンのオスメスを預けて一定距離を歩いてから戻ってくるという具合だ。

 あるいは、米Nianticが同じく開発運営する位置情報ゲーム「Ingress」のアイテム「MUFGカプセル」のように、しばらくそれにポケモンのオスメスを格納しておくとタマゴが発見されるような仕組みもあり得る。

ポケモンGOの先代ともいえる、Nianticの位置情報ゲーム「Ingress」のアイテム「MUFGカプセル」 三菱東京UFJ銀行とのコラボアイテムで、これにアイテムを収納すると一定時間で数が増える

 どちらも予想でしかないが、個人的に可能性が高いのは後者、つまりアイテムとしての育て屋ではないかと思う。理由は後述にもあるが、育て屋から得られるタマゴが原作と似た仕様ならば、ポケストップから得られるタマゴよりも「強い」と考えられるからだ。

 Nianticの理念である「Adventures on foot」(自分の足でアドベンチャーしよう)も考えると、育て屋アイテムのレアリティが高いか、育て屋アイテムにポケモンを格納してからタマゴが見つかるまで相当の距離を歩く必要がある、などの仕様が予想できる。

技が遺伝できる?

 前述した「ポケストップから得られるタマゴよりも育て屋から得られるタマゴのほうが『強い』」というのは、理由としては2つある。

 1つはタマゴの種類を固定できること。ポケストップから得られるタマゴの中身がランダムであるのに対し、例えばピカチュウのオスとメスから得られたタマゴはまず間違いなくピチューのはずだ。

 もう1つはやはり可能性の話になってしまうが、技の遺伝ができるかもしれない。今までのポケモンGOだと、野生にしろタマゴにしろ、せっかく個体値は良いのに技構成が微妙、個体値が微妙だけれど技構成は良い、というように、ジムバトルに最高に有用なポケモンを厳選しようと思うと、個体値の他に技も選び抜かなければいけなかった。

 一方の原作では、タマゴから生まれるポケモンが覚える技に親からの「遺伝」という仕組みを備えている。例えば親のカメックスがハイドロポンプを覚えていたら、子のゼニガメもタマゴから生まれた時点でハイドロポンプを覚えているというものだ。

 もしこの仕様がポケモンGOでも採用されるなら、これまでの良個体値かつ良技という数少ない組み合わせだったものが、技を固定することで個体値のみの厳選でよくなるかもしれない。原作に沿うならさらに個体値も一部を遺伝できてもおかしくない。今まで以上に、ポケモンの厳選が楽になるだろう。

ポケストップで得られたタマゴとの見分けは?

 これはそれほど重要な問題ではないかもしれないが、ポケストップから得られるタマゴと育て屋から得られるタマゴの見分けはつくのか? という疑問も出てくる。

 生まれたポケモンが育て屋からのものなのか、ポケストップからのものなのか分からないと「このポッポは育て屋厳選で生まれたポッポなのか? それとも偶然生まれたポッポなのか?」となってしまう。

 個体値をチームリーダーや計測ツールなどで調べてみて良個体ならそれでいいという考え方はあるが、やはり「今自分は育て屋で厳選中のミニリュウのタマゴをふ化させているぞ」という心持ちができたほうが楽しいと私は思う。何らかの形で、タマゴの見分けがつくようになることを望む。

タマゴの見分けがつくようになるといいのだが……

 以上、今回の「性別」実装から予想されることを書き連ねてみたが、ポケモントレード機能や「近くにいる」機能を載せる載せると言っていまだに載せないNianticのことだから、性別だけ実装はしたが育て屋機能は当分先、あるいは機能を実装してももっと単純な仕組みになることだって十分想定できる。

 期待しすぎは禁物だが、育て屋機能を夢想しつつ、今はポケモンを捕まえて性別の違いからくる見た目の微妙な違いを見て楽しみたい。

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