スペイン・バルセロナで開催中のWorld Mobile Congress 2018にて、ソニーモバイルコミュニケーションズは、スマートフォンXperiaの最新フラグシップモデル「Xperia XZ2」とそのコンパクト版「Xperia XZ2 Compact」を発表した。型番からは、前モデル「Xperia XZ1」と「Xperia XZ1 Compact」の正常進化に思えるが、実際には操作性にも影響する大幅なデザイン変更を行っている。
ここでは、Xperia XZ2/XZ2 Compactをいち早く撮影した写真を中心に、両モデルを解説していく。
Xperia XZ2/XZ2 Compactの新しい特徴といえるのがデザインだ。Xperiaは、Zシリーズでは「Omni Balance(オムニバランス)」というフラットなデザインを採用し、2016年からのXシリーズからは「Loop Surface(ループサーフェス)」デザインに変わり、エッジにわずかなカーブを施したデザインが続いていた。XZ2/XZ2 Compactのデザインのテーマは「Ambient Flow(アンビエントフロー)」。具体的には、背面パネルがより丸みをおび、手になじみやすい形状になった。
まずは、Xperia XZ2の外観をチェックしよう。
Xperia XZ2のサイズは72(幅)×153(高さ)×11.1(奥行き)mmで、重さは198g。インカメラは500万画素。背面はガラスの光沢が強く、高級感がある。指紋が付きやすいが、すぐに拭き取れる。カメラは1920万画素。前モデルまでは右側面の電源キーに搭載されていた指紋センサーは独立して背面に移動した。
続いて、Xperia XZ2 Compactの外観をチェックしよう。サイズは65(幅)×135(高さ)×12.1(奥行き)mmで、重さは168g。インカメラはXZ2と同じ500万画素だ。背面はポリカーボネート素材だがフロストガラス調の仕上げで、滑りにくく、XZ2に比べると指紋が付着しにくい。アウトカメラもXZ2と同じ1920万画素だが、レンズの左にフォトライトを配置するなど、レイアウトが異なる。そのため、指紋センサーの位置は背面中央よりやや上にあり、結果として、人差し指で触れやすいポジションになっている。
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