「Xperia XZ2」「Xperia XZ2 Premium」がauから登場 丸みを帯びたデザインに一新【写真追加】Premiumはau初(1/2 ページ)

» 2018年05月14日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 KDDIと沖縄セルラー電話はソニーモバイルコミュニケーションズ製Androidスマートフォン「Xperia XZ2 SOV37」を5月下旬に、「Xperia XZ2 Premium SOV38」を8月中旬にそれぞれ発売する。両機種ともに従来のXperiaスマートフォンからデザインを一新。4K HDR(高ダイナミック)動画の撮影にも対応した。

【写真追加】実機写真を追加しました(15時40分)

Xperia XZ2 SOV37(左)とXperia XZ2 Premium SOV38(右) Xperia XZ2 SOV37(左)とXperia XZ2 Premium SOV38(右)

Xperia XZ2 SOV37

 SOV37は、2月26日(中央ヨーロッパ時間)に発表された「Xperia XZ2」のau版。国内向けのカスタマイズとしてテレビチューナー(フルセグ・ワンセグ)おサイフケータイ(モバイルFeliCa)を搭載している。また、auネットワークへの最適化が行われており、下り最大958Mbps、上り112.5Mbps(共に理論値)の通信に対応している。ボディーカラーはリキッドブラック、リキッドシルバー、ディープグリーン、アッシュピンクの4色を用意する(グローバルモデルと同じ)。

Xperia XZ2 SOV37(正面) Xperia XZ2 SOV37
Xperia XZ2 SOV37(背面) ボディーカラーはリキッドブラック、リキッドシルバー、ディープグリーン、アッシュピンクの4色

 プロセッサにはQualcommの「Snapdragon 845」(CPU部は2.8GHz 4コア+1.7GHz 4コア)を採用し、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GBを備える。外部ストレージは最大400GBのmicroSDXCに対応する。内蔵バッテリーは3060mAhで、Qi(チー)規格に準拠する非接触充電にも対応する。

 ディスプレイはHDR(高ダイナミックレンジ)表示に対応するフルHD+(1089×2160ピクセル、アスペクト比9:18)の5.7型液晶を搭載。従来、側面の電源キーと一体化していた指紋センサーは、独立して背面に移った。

 アウトカメラは約1920万画素のメモリ積層型CMOSセンサー「Motion Eye(モーションアイ)」センサーを採用している。新たに「HLG(Hybrid Log Gamma)」フォーマットの4K HDR動画が撮影可能となり、960fpsの「スーパースローモーション撮影」の最大解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)となった。インカメラは500万画素と先代からスペックダウンしたが、3D画像からアバターを作成できる「3Dクリエーター」が利用できるようになった。

「Xperia XZ2 SOV37」の主な仕様
機種名 Xperia XZ2 SOV37
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
OS Android 8.0
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 845/2.8GHz 4コア+1.8GHz 4コア
メインメモリ 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大400GB)
ディスプレイ 5.7型液晶
解像度 1080×2160ピクセル
バッテリー容量 3060mAh(ユーザー交換不可)
連続待受時間 約540時間(4G LTE/WiMAX 2+)
連続通話時間 約2250分(VoLTE)
アウトカメラ 有効約1920万画素メモリ積層型CMOS
インカメラ 有効約500万画素CMOS
ボディーカラー リキッドブラック、リキッドシルバー、ディープグリーン、アッシュピンク
サイズ 約72(幅)×153(高さ)×11.1(奥行き)mm
重量 約198g

Xperia XZ2 Premium SOV38

 SOV38は、4月16日(イギリス夏時間)に発表された「Xperia XZ2 Premium」のau版。XperiaのPremiumシリーズの取り扱いはau初となる。ボディーカラーはクロムブラックとクロムシルバーの2色となる。

Xperia XZ2 Premium SOV38(正面) Xperia XZ2 Premium SOV38
Xperia XZ2 Premium SOV38(背面) ボディーカラーはクロムブラックとクロムシルバーの2色

 SOV37と比べると、ディスプレイはHDR対応の5.8型4K(2160×3840ピクセル)液晶となり、メインメモリは6GB、バッテリー容量は3400mAhに増強されている。4K液晶は輝度向上と省電力を両立するために「RGBW(赤・緑・青・白)」画素を採用しており、最大輝度は「Xperia XZ Premium」比で約30%向上している。

 Xperiaシリーズとしては初めてデュアル(二眼)構成のアウトカメラを搭載。SOV37と同等の約1920万画素のメモリ積層型カラーCMOSセンサーに加え、約1220万画素のモノクロCMOSセンサーを搭載している。デュアルカメラにソニー独自の画像融合処理プロセッサ「AUBE(オーブ)」を組み合わせることで、動画撮影時は最大「ISO12800」、静止画撮影時は「ISO51200」の超高感度撮影が可能となった。デュアルカメラを使った「ボケ撮影」や、モノクロセンサーを生かした「モノクロ撮影」機能については、後日行われるソフトウェア更新で追加される予定だ。

 インカメラは、SOV37よりもスペックの高い1300万画素CMOSセンサーを採用している。

 その他、「4K HDR動画撮影」や「スーパースローモーション撮影」のフルHD(1920×1080ピクセル)保存対応といったカメラ面での特徴や、ハードウェア面での特徴はSOV37と同様だ。

「Xperia XZ2 Premium SOV38」の主な仕様
機種名 Xperia XZ2 Premium SOV38
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
OS Android 8.0
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 845/2.8GHz 4コア+1.8GHz 4コア
メインメモリ 6GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大400GB)
ディスプレイ 5.8型RGBW液晶
解像度 2160×3840ピクセル
バッテリー容量 3400mAh(ユーザー交換不可)
連続待受時間 測定中
連続通話時間 測定中
アウトカメラ 有効約1920万画素メモリ積層型CMOS(カラー)+有効約1920万画素CMOS(モノクロ)
インカメラ 有効約1320画素CMOS
ボディーカラー クロムブラック、クロムシルバー
サイズ 約80(幅)×158(高さ)×11.9(奥行き)mm(暫定)
重量 約234g(暫定)

 次のページでは、実機の写真を掲載する。

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