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» 2018年12月13日 16時00分 公開

「Gorilla Glass」に第6世代が登場 どんなガラス? (1/2)

スマートフォンやタブレットの画面・背面ガラスとしてよく使われる「Gorilla Glass」。2018年7月に2年ぶりの新製品「Gorilla Glass 6」が登場し、採用商品もちらほら出てきた。そもそも、どのようなガラスなのだろうか。

[井上翔,ITmedia]

 スマートフォンやタブレットの画面にはガラスが使われることが多い。外観の美しさや非接触充電対応などの理由から、最近では背面にもガラスを使う機種も増えてきた。

 米Corning(コーニング)の「Gorilla Glass(ゴリラガラス)」は、スマホ・タブレットに使われる有名なガラスの1つ。7月には2年ぶりの新製品である「Gorilla Glass 6」が登場し、「ROG Phone」「OPPO R17 Pro」など、徐々にではあるが採用製品も登場している。

 そんな折、Corningの日本法人がGorilla Glass 6の技術説明会を開催した。そもそも、Corningとはどんな会社で、Gorilla Glassとはどんなガラスなのだろうか。

ROG PhoneOPPO R17 Pro Gorilla Glass 6を画面ガラスとして採用したROG Phone(左)とOPPO R17 Pro(右)

Corningは創業167年の老舗企業

 Corningは1851年に創業した、ガラス分野における老舗企業。本社は、現在の社名の由来ともなった米ニューヨーク州のコーニングにある。

 同社は1879年にトーマス・エジソンの電球用のガラス玉、1915年に耐熱ガラス「PYREX(パイレックス)」、1939年にテレビ用受像管(ブラウン管)、1970年に光ファイバー……というように、ガラスを中心に素材分野におけるマイルストーンをいくつも打ち立ててきた。PYREXガラスは、学校の理科(化学)室にあるビーカーやフラスコなどで良く使われているものなので、私たちにとってもなじみが深い。

 現在でも、年間売上高の約8%を研究開発に投資。既存事業における技術革新だけではなく、将来への「種まき」も欠かさず行っているという。

マイルストーン Corningの技術的マイルストーン。ガラスを中心に、素材分野で革新を進めてきた
投資 業績に関わらず、年間売上高の約8%を研究開発に投じているという

 日本では、1966年5月に東京事務所を開設し事業を開始。現在は、ディスプレイ用ガラスを製造・販売する「コーニングジャパン」と、その他の製品を輸入・販売する「コーニングインターナショナル」の2社が日本法人として活動している。

 Gorilla Glassは「スペシャリティマテリアルズ(特殊素材)」分野の製品で、日本ではコーニングインターナショナルが取り扱っている。

Corningの5大事業 現在のCorningにおける主要事業。これらのうち、Gorilla Glassは「スペシャリティマテリアルズ」に分類される
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