続いて画質と速度を見ていこう。専用フォト用紙への写真印刷は、4色印刷とインクドロップ量が大きいこともあって、さすがにザラつきが目立つ。発色は良好だが、印刷はかなり遅い。フチなし印刷ができないことも含めて、X2250は写真を印刷するプリンタではないと思ったほうがよいだろう。
普通紙コピーや文書印刷、Web印刷は、黒も引き締まって高品質だ。画質設定は「標準」で十分だろう。標準画質のカラーコピーは約2分弱、Web印刷(PCUPdateトップページ)は約2分30秒と、決して速くはないが我慢できないほどではない。
スキャン画質は原稿によって評価が変わるのだが、全体的にはコントラストが高めで彩度が低めになるようだ。中間調はアンダー気味になりやすい。トーンカーブでいうと、中間調がやや下がったS字カーブを描く。よって、最初からコントラストが高い原稿は苦手だ(黒つぶれと白とびが大きくなる)。
1万円で買える複合機に、あまり多くを求めるのは酷というものだ。単独コピーの割り切った機能についても、一般的なコピー用途はA4が圧倒的に多いため、それほど困らないという見方もできる(もちろん困る人もいるとは思う)。普通紙コピー機、文書やWeb印刷の専用機と考えれば、コストパフォーマンスは上々だ。上位モデルのX5270よりも、ある意味購入しやすいのではないだろうか。
・L判写真(純正フォト用紙/最高品質)
・Webページ(普通紙/PCUPdateトップ/標準品質)
・Webページ(普通紙/PCUPdateトップ/下書き品質)
・スキャン時間
・印刷時間
・コピー時間
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