Mercury Researchによると、AMDがIntelを抑える形で7〜9月期のシェアを数ポイント伸ばした。AMDが世界最大の半導体メーカーに対し、過去数年で競争上最も強い立場に立っていることが主因。
Mercury Researchの主席アナリスト、ディーン・マカロン氏によれば、x86命令セットを使った全デスクトップPC/ノートPC/サーバ用プロセッサのうち、7〜9月期にIntelが出荷したのは80.8%、AMDのシェアは17.8%だった。前年同期はIntelが82.1%、AMDは15.9%となっていた。
AMDはこの市場の全分野でシェアを拡大したと同氏は解説。デスクトップ、ノートPC、サーバの各市場における両社の市場シェアは明らかにしなかったが、AMDはサーバ市場でプレゼンスが確立され始め、ノートPC用プロセッサでもTurionで注目され始めていると指摘した。
「Intelが弱いというわけではなく、ただAMDがかつてよりもかなり強くなっているということだ」とマカロン氏は話している。
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