1位 なぜ日本語入力のために、わざわざお金をかけるのか──私が「ATOK」を手放せないワケ
2位 司令官は、あなたです──タカラトミー「秘密基地をつくろう!」開発秘話
3位 きょうはGeForce 7900シリーズの消費電力と発熱を調べてみた
4位 きょうはPentium Extreme Edition 965の性能を試してみた
5位 Intel Core Soloリテール品もアキバ登場──ところでYonah対応マザー「まだ?」
6位 2006年はWoodcrestとAverillで勝負するインテル──4コアはやっぱり来年
7位 暖かくなる季節を前に静かな水冷PCの現状を探る――NEC Direct「VALUESTAR G タイプX/タイプC」
8位 CoreDuoマザー、MSI「945GT Speedster Plus」がアキバに登場──今週末の流通分はごく少数
9位 日本AMD、「Turion 64」のリテール販売を開始
先週は日本語入力システム「ATOK」の記事が首位になり、以前から注目度の高かったタカラトミー「秘密基地をつくろう!」ネタをおさえる結果となりました。
多くの日本人にとって日本語入力システムは最も頻繁に使うソフトの1つですから関心が高いのも分かりますが、「秘密基地をつくろう!」をはじめ、パーツやアキバの記事よりも注目される現状は、ややさびしい気もします。ああ、PCは本当に道具になってしまったんだなぁと。もちろん「昔はよかった」などと言うつもりはありませんけれども(例えば通信速度が600bpsなんて、今では絶対に耐えられない)。
話は変わりますが、こういう仕事をしていると、知人からどんなPCを買えばいいのか相談されることがよくあります。用途がわからなければ答えようもないので、まずは何に使うつもりなのかを聞き返すのですが、最も多い返事は「わからない」というもの。そういう人には「量販店でメーカー製PCを買うのなら何でもいい」と答えています。これは理由のないことではない(というかほぼ正しい)のですが、人によってはいい加減に答えていると受ける取る方もいるようなので、「ただし」と1つだけアドバイスを付け加えます。「ノートPCの場合は液晶とキーボードで選ぶ、デスクトップPCの場合は買い替えてでも自分にあったキーボードとマウスを使う。」
最近のPCは(少なくとも用途のわからない人にとっては)十分すぎるスペックを持っているので、性能面で不満を感じることは少なくなりました。ただ、ユーザインタフェースに関しては別です。システムパフォーマンスの向上速度に比べると、こちらの進化はかなり遅い。仮に自分自身を1つのデバイスに見立てた場合、PCと自分とをつなぐインタフェースがボトルネックになってストレスを感じる場合が多いと感じます(怒りにまかせてキーボードをたたき壊したり、4階の窓からマウスを放り投げたこともありますが、人より忍耐力はあるほうです)。
首にプラグを挿してどうこうできる日が来るまでは、液晶ディスプレイやキーボード/マウスは妥協せずに選びたいところです。また、そういう意味では、先週のアクセストップ記事にある「日本語入力のために、わざわざお金をかける」ことだってごく当然のことなのかもしれません。
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