コンクリ上に落としても壊れない超堅牢ノート「ShieldPRO」――NEC

» 2006年12月05日 13時02分 公開
[ITmedia]
photo FC-N21S

 日本電気は12月5日、工事現場などの過酷な環境下向けとなる堅牢設計ノートPC“ShieldPRO”こと「FC-N21S」を発表した。出荷開始時期は2007年1月末予定で、価格はオープン。耐衝撃性テストのデモなどを実施した製品発表会の模様はこちら

 FC-N21Sは、CPUに超低電圧版Core Solo U1400(1.2GHz)を採用する1スピンドルモバイルノートPCで、2004年発売モデルの「FC-N11F」の後継モデルとなる製品。筐体にマグネシウムダイカスト合金を採用し、木製の床やコンクリート上へ高さ90センチから落下させたときの衝撃にも耐える高い堅牢性が特徴となっている。搭載可能メモリはDDR2 最大2Gバイト、HDDはSerial ATA 60Gバイトまたは広温度範囲動作対応のUltra ATA 40Gバイトを選択できる。

 液晶ディスプレイ部は1024×768ドット表示に対応する12.1インチ液晶を採用。タッチパネル式となっているほか、ディスプレイ部を180度回転可能なコンバーチブル仕様となっておりタブレットタイプとして使用することが可能だ。本体重量は標準で約2.5キロで、駆動時間は標準で約8時間。またHDDのかわりにシリコンディスク(フラッシュメモリ)を搭載することも可能となっている。

 広温度範囲HDDと広温度範囲バッテリを組み合わせて用いたときの動作環境温度は-20度〜+50度。ほこりや水の侵入を防ぐ防塵/防滴仕様も採用されており、建設/工事現場など各種フィールドメンテナンスや組み込み用途での利用が想定されている。なお、シリコンディスク搭載モデルおよび広温度範囲HDD搭載モデルなどのバリエーションについては、2007年3月より出荷される。

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