今週の水曜日、Socket AM2環境では初となる“Vista Edition”のマザーボード「M2N32-SLI Premium Vista Edition」が複数のショップに入荷した。価格は3万4000円前後で、在庫は潤沢だ。
M2N32-SLI Premium Vista Editionは、チップセットにnForce 590 SLIを採用しており、PCI-Express x16スロットを2基使って計32レーンでのSLIが構築可能。ノースとサウスチップをヒートレーンでつなぎ、終端のCPUソケット周辺にある2つのフィンで放熱する構造を採用する。
2月に登場した「P5B Premium Vista Edition」と同じく、VistaのSideShowに対応したビューアー「ScreenDUO」を付属するほか、512MバイトのフラッシュメモリをオンボードしてWindows ReadyBoostに利用する「ASAP」も利用できる。
週末までの売れ行きはあまり芳しくないが、ユーザーの注目度は高いようだ。T-ZONE.PC DIY SHOPは「これまでLGA775環境でしか使えなかったので、対応を待ち望んでいたAMDユーザーは多いでしょう。出足はいまひとつでも、確実に売れると思いますよ」と話す。なお、ASUSTeK以外でSideShow対応のマザーが登場する噂は、いまのところ聞かない。
製品名: | ASUSTeK「M2N32-SLI Premium Vista Edition」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 3万3048円 |
フェイス秋葉原本店 | 3万3470円 |
ツートップ秋葉原本店 | 3万3480円 |
パソコンショップ・アーク | 3万3780円 |
BLESS秋葉原本店 | 3万3800円 |
T-ZONE.PC DIY SHOP | 3万3880円 |
TSUKUMO eX. | 3万4780円 |
高速電脳 | 3万5070円 |
金曜日には、同じくASUSTeKから、さらにハイエンド層を狙ったグラフィックスカードが登場した。水冷システムを導入したGeForce 8800GTX搭載カード「EN8800GTX AQUATANK」で、価格は10万円前後。在庫はごく少数だ。
EN8800GTX AQUATANKは、サーマルティク製の水冷ユニット「Tide Water」を標準で組み込んでおり、高い冷却性能により「たっぷりとオーバークロックを楽しむための環境が整えられています」(某ショップ)という。冷却ユニットと本体を装着すると、計4スロット占有する。
1台だけ入荷したというクレバリー1号店は「10万円を超えるグラフィックスカードは、高嶺の花です。それでも確実に需要があるので、1台だけならいつかは売れる。広告塔に利用しつつ、売り上げにも貢献してくれます」と語った。
製品名: | ASUSTeK「EN8800GTX AQUATANK」 |
入荷ショップ: | |
高速電脳 | 9万9980円 |
TSUKUMO eX. | 10万3800円 |
クレバリー1号店 | 10万4937円 |
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