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» 2008年08月26日 13時00分 UPDATE

金銀印刷に対応:キヤノン、フレームやスタンプ機能を強化した昇華型フォトプリンタ「SELPHY ES3/ES30」

キヤノンは昇華型フォトプリンタ「SELPHY ES3」「SELPHY ES30」を発表。フレームやスタンプの機能を強化し、オプションで金や銀の印刷にも対応した。

[ITmedia]

 キヤノンは8月26日、昇華型熱転写方式の小型フォトプリンタ「SELPHY ES3」と「SELPHY ES30」を発表した。いずれも9月中旬に発売する予定だ。価格はオープンで、量販店での実売価格はES3が2万3000円前後、ES30が1万8000円前後と予想される。

tm_0808selphy01.jpgtm_0808selphy02.jpg 左から「SELPHY ES3」「SELPHY ES30」

 ES3は、2007年10月に発売された「SELPHY ES2」の後継機。家族全員で利用することを想定し、操作の簡便さに注力している。液晶モニタは従来の3型から広視野角タイプの3.5型(23万画素)に強化し、フレームやプリント効果を印刷前に画面で確認できるプレビュー機能も搭載した。

 画像の中から人の顔を検出し、顔を中心に明るさとコントラストを補正する「自動写真補正」機能は、顔部分の優先度を見直して背景とのバランスを保ちつつ、主被写体が従来より良好な露出になるように補正する。また、顔部分の色味を分析し、画像全体のホワイトバランスが最適になるように補正する色かぶり補正機能を追加した。

 新たに「お気に入り画像印刷」モードと「焼き増し印刷」モードも搭載している。前者は、メモリカード内の画像を事前に登録しておけば、最大999枚ぶんの画像データをメモリカードやPCから探すことなく印刷できる機能。後者はトリミングなどの設定内容を保存しておき、次回プリントする場合に以前と同じ設定で焼き増し印刷ができる機能だ。

 ボディのデザインは全体が曲線的なフォルムに変更された。キャリングハンドルを握りやすい形状とし、ACアダプタを本体に内蔵することで、持ち運びやすくしている。メモリカードスロットは本体の下部から天面に移動し、各カードスロットのイラストと名称を大きく入れて視認性を向上させた。また、液晶パネル周辺部にボタンを集めて操作パネルのレイアウトを整理している。

 テンプレートを使った印刷機能も強化し、50種類のフレーム、30種類のスタンプ、12種類のカレンダーを用意したほか、フレームとスタンプの一部は新型の金/銀カートリッジを使うことで、金色もしくは銀色で印刷できるようになった。付属のCD-ROMに収録された画像素材をPC経由でメモリカードにコピーし、それをES3本体にセットすれば、それぞれ最大20個のフレームとスタンプを追加可能だ。また、フレームやスタンプの適用時に画像サイズや位置調整が行えるようになったほか、カレンダー機能では任意の日を休日色に設定してプリントできる。「プリント効果」機能では、「白くソフトに」「ノスタルジック」「トイカメラ風に」の3つの効果が加わった。

tm_0808selphy03.jpg メモリカードスロットは天面に配置。インクは一体型の専用カセットは健在だ

 内蔵のカードスロットは、SDメモリーカード(SDHC対応)、miniSDカード(miniSDHC対応)、microSDカード(microSDHC対応)、MMC(MMCplus、HC MMCplus対応)、CF、マイクロドライブ、メモリースティック(PRO対応)、メモリースティックデュオ(PROデュオ対応)をアダプタなしで使用できる。新たにmicroSDカードをアダプタなしで装着可能になった。IrSimple対応の赤外線通信ポートとPictBridge対応のデジタルカメラ接続用USBポート、PC接続用のUSBポートを搭載するほか、オプションでBluetooth接続に対応する。

 インクは一体型の専用カセットで、インクと用紙を一体化した独自カートリッジ「イージーフォトパック」(Easy Photo Pack)を引き続き採用している。イエロー、シアン、マゼンタの各色をプリントした後、オーバーコート層によるラミネート加工を施すことで、水滴や指紋による色にじみや、紫外線やガスなどによる退色からプリントを守る仕組みだ。オプションとして、白黒印刷用にブラックインクのパックや、イエロー、シアン、マゼンタに、金または銀のインクを加えた金/銀パックも用意されている。

tm_0808selphy04.jpgtm_0808selphy05.jpg 金や銀で印刷できるパックも加わった。価格はそれぞれ2100円だ

 印刷解像度は300×600dpi、階調数は256階調/色。用紙は、L判、ポストカードサイズ、カードサイズが選択でき、いずれもフレームに対応する。1枚あたりの公称印刷時間はL判が約47秒、ポストカードサイズが約55秒、カードサイズが約33秒だ。本体サイズは225(幅)×226.3(奥行き)×138(高さ)ミリ、重量は約2090グラムとなっている。

 ES30はES3の下位モデルで、ホワイトとオレンジのツートーンカラーを採用。液晶ディスプレイは3型(約23万画素)で、フレーム数は16種類、スタンプ数は10種類となる。お気に入り印刷や焼き増し印刷、赤外線通信、PC経由でフレームやスタンプを印刷するといった機能は搭載しないが、それ以外の仕様はES3と共通だ。本体サイズもES3と同じで、重量は約2075グラム。

tm_0808selphy06.jpgtm_0808selphy07.jpg 左からES3、ES30の付属品一式

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