「WiMAX内蔵PCのよいところ、もっと知って」──。インテルは10月10日、WiMAX内蔵PCの認知度向上と利便性の理解促進を目的とした個人ユーザー向けキャンペーン「いつでもどこでもパソコンプロジェクト」を、モバイルWiMAXサービスを展開するUQコミュニケーションズと共同で実施すると発表。2010年11月12日〜29日に展開する。
本サービスを開始し、約1年半が経過するモバイルWiMAX。開始当初はサービスエリアに課題があったが、2010年8月末に基地局設置数を1万の大台に乗せ、全国政令指定都市における実人口カバー率も90%に到達。さらに2011年3月までに1万5000局の設置を目指すことで、3Gデータ通信サービスに対して存在したエリアの弱点は解消されつつある。UQコミュニケーションズの野坂社長も「サービスエリアの拡充は大変順調。特に都市圏ユーザーの満足度がかなり向上している。他社ではDC-HSDPAやLTEサービスも始まるが、そもそも実効速度や利便性、価格はそれらと比べても国内ナンバーワンと自信がある。さらに2012年の開始を目指すWiMAX2で、もっと突き放せる」とし、他社の新世代サービスに対するWiMAXの優位性を述べた。
USB外付け端末やWiMAX内蔵ルータ“WiMAX Speed Wi-Fi”とともに、モバイルWiMAXが普及する1手となるのが「WiMAX内蔵PC」だ。2010年11月現在、10のPCメーカー/計46機種でWiMAXモジュールを内蔵するPCが発売されており、モバイルノートPCでは“標準搭載、あるいはBTOオプションに用意”という流れができてきている。これらには、無線LANとWiMAX機能を1つにまとめたインテルのコンボモジュール「Centrino Advanced-N+WiMAX 6250AGN」が主に搭載され、インテルは高速と省電力性を両立するCore i5とともにWiMAX内蔵PCの利便性をアピールする。今回のキャンペーンは、この一環として実施するものとなる。
いつでもどこでもパソコンプロジェクトは、30代ビジネスユーザーをターゲットに据え、起床から就寝するまでの生活スタイルに沿った訴求例を期間を限定して集中的に展開。例えば、通勤中に交通広告やデジタルサイネージで、昼食は“インテル+WiMAX弁当(ランチボックス)”で、移動中は目にとまりやすいカートランク広告、休日はWiMAX内蔵PCに見立てたショーウインドウ広告、そしてWiMAXロボットによるヒューマノイド広告などとともに、タッチ&トライコーナーやトークショーなどのイベントを実施する。
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