ASUS初の“Ultrabook”、「ZENBOOK」シリーズの国内モデルを発表8万4800円から

» 2011年10月26日 14時13分 公開
[ITmedia]
ASUS ZENBOOK UX21E

 ASUSTeK Computer(ASUS)は10月26日、モバイルノートPC「ZENBOOK」シリーズの国内モデルを発表した。ZENBOOKはIntelが提唱する“Ultrabook”のコンセプトを反映したASUS初のモデルで、超薄型のデザインや長時間のスタンバイモード、およびスリープからの高速復帰などが特徴だ。すでに日本でもCEATECで披露されていたが、今回改めて国内発売モデルの仕様や価格が明らかになった。

 11.6型の「UX21E」シリーズと、13.3型の「UX31E」シリーズがラインアップされ、SSD容量の違いでそれぞれ2モデルを用意している。UX21Eは、超低電圧版のCore i7-2677M(1.8GHz/最大2.9GHz)とIntel QS67 Expressチップセットを組み合わせた基本システムに、4Gバイトのメモリ(DDR3-1333)と64Gバイト/128GバイトSSDを搭載。1366×768ドット表示に対応するLEDバックライト液晶を内蔵し、グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000を使う仕様だ。

国内向けモデルは日本語87キーボードを搭載。タッチパッドはマルチタッチ対応

 インタフェースは、USB 3.0とUSB 2.0が1基ずつ、Micro HDMI出力とアナログRGB出力(専用端子/付属のアダプタで変換)、ヘッドフォン出力を搭載し、液晶上部に30万画素Webカメラを内蔵する。また、ネットワーク機能として有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0を備える。本体サイズは幅299(幅)×196.8(奥行き)×3〜17(高さ)ミリで、重量は約1.1キロ。着脱不可の内蔵型バッテリーで約5.5時間のバッテリー駆動が行える。OSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)。

 価格と発売日は、64GバイトSSDを搭載する「UX21E-KX064」が8万4800円で11月下旬以降、128GバイトSSDの「UX21E-KX128」が9万9800円で11月3日に発売される予定だ。

11.6型のUX21E。先端部の厚さが約3ミリの薄型ボディが特徴(写真=左)。外装はアルミ製で天板にはスピン加工が施されている(写真=中央)。パームレストはヘアライン加工だ(写真=右)

本体左側面と右側面。USB 3.0やHDMI出力も搭載する((写真=左/中央)。底面に本体一体型のリチウムポリマーバッテリーを内蔵(写真=右)

ASUS ZENBOOK UX31Eは、1600×900ドットの13.3型液晶を搭載。底面積はUX21Eよりも広いが、厚さは同じだ

 一方の13.3型のUX31Eは、UX21Eと同じ基本システムを採用しつつ、液晶ディスプレイのサイズとSSD容量で差別化を図っている。特に13.3型MacBook Airよりも広い、1600×900ドット表示に対応する液晶を搭載しているのが目を引く。このほか、左側面にSD(SDXC)/MMC対応のメモリカードスロットを備えている点も異なる。本体サイズは325(幅)×223(奥行き)×3〜17(高さ)ミリ、重量は約1.3キロ。約8.1時間のバッテリー駆動が行える。

 価格と発売予定日は、128GバイトSSDを搭載する「UX31E-RY128」が10万9800円で11月3日、256GバイトのUX31E-RY256が12万9800円で11月下旬以降になる見込みだ。

 同日行われた製品発表会の模様は追ってリポートする。

(→Airより安くて高性能な“Ultrabook”をアピール――ASUS「ZENBOOK」発表会

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