「IdeaPad U300s」は、インテルが提唱するデザインと性能を重視する薄型ノートPC“Ultrabook”のコンセプトを反映したモデルだ。レノボ・ジャパンでは、日本向けモデルの仕様詳細は11月上旬に公開予定で、ボディサイズもバッテリー駆動時間もスペック表として明らかにしていない(ただし、バッテリー駆動時間は説明資料で示されていた)。
発表当日に行われた製品説明会では、液晶ディスプレイサイズが13.3型ワイドで解像度が1366×768ドット、ボディの厚さが最薄部で14.9ミリ、重さが1.32キロであることが公開された。なお、米国LenovoのWebページでは、本体サイズが324(幅)×216(奥行き)×14.9(厚さ)ミリ、バッテリー駆動時間が8時間(“スタンバイ”状態で30日)というスペックが紹介されている。
搭載するCPUは、Sandy Bridge世代のTDP 17ワットモデル「Core i7-2677M」(1.8GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大2.9GHz)で、チップセットはIntel QS67 Expressを採用する。システムメモリはDDR3を最大で4Gバイト載せる。データストレージには容量256GバイトのSSDを用意する。なお、光学ドライブは内蔵しない。
本体搭載のインタフェースは、USB 3.0、USB 2.0をそれぞれ1基にHDMI出力と、薄いボディだけにその種類は限られる。米国LenovoのWebページでは、1000BASE-Tまで対応する有線LANと、IEEE802.11b/g/nに対応する無線LANが利用できることになっている。また、Lenovo RapidCharge対応のバッテリーパックを採用し、30分の充電で約3時間のバッテリー駆動か可能になるという。
ボディは天面から底面までつなぎ目を設けない“ワンピース構成”とレノボ・ジャパンが呼ぶメタルカバーを使用し、ボディカラーにはクレメンタインオレンジを採用する。ボディ表面の温度も底面で35〜39度となるものの、キーボードエリアで34〜35度、パームレストでは29〜30度に抑えている。ボディ内部にはロールケージ構造を取り入れて薄いボディでも強度を確保している。
出荷開始は11月下旬の予定で実売予想価格は15万円前後になるとみられる。
「IdeaPad U400」も“ワンピース構成”のメタルカバーを取り入れたノートPCで、14型ワイド液晶ディスプレイ(解像度は1366×768ドット)とスロットインタイプの光学ドライブを搭載するモデルだ。レノボ・ジャパンはスペックの詳細を11月上旬に公開する予定で、ボディの最薄部は22.6ミリ、重さ1.98キロであることを公開している。なお、米国LenovoのWebページでは、本体サイズが340(幅)×230(奥行き)×22.6(厚さ)ミリであることと、バッテリー駆動時間が7時間であることが記載されている。
CPUは、TDP 35ワットのCore i5-2430M(2.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3GHz)、チップセットはIntel HM65 Expressを採用。システムメモリはDDR3を最大8Gバイトまで載せる。データストレージは容量500GバイトのHDDと合わせて容量32GバイトのSSDも搭載する。
出荷開始は11月下旬の予定で、実売予想価格は10万円前後になるとみられる。
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