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» 2012年08月14日 11時00分 UPDATE

イマドキのイタモノ【夏季休暇特別編】:ベアボーンキット「SZ77R5」で挑む自作PCアップグレード (1/3)

「ベアボーンキット」で自作を始めた2012年の夏。自分でPCを組み立てられたら、自作PCの本領発揮「アップグレード」に挑戦! する! ぞおお! ああっ暑い!

[石川ひさよし,ITmedia]

自分で作ったPCだから、性能をベンチマークテストで確認したい

 「気軽に始める自作PC」ということで、Shuttleのベアボーンキット「SZ77R5」を使って、1台PCを組み上げてみた。繰り返しになるが、キューブ型のコンパクトなボディに詰め込んだPCパーツを確認しておこう。

SZ77R5に“詰め込んだ”PCパーツリスト
CPU Core i7-3770K(3.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz、4コア/8スレッド、TDP 77ワット)
システムメモリ G.Skill F3-14900CL9Q-16GBXL(4Gバイト×2枚、DDR3-1600設定で動作)
SSD Plextor PX-128M2P(容量128Gバイト、Serial ATA 6Gbps対応)
グラフィックスカード ASUS GTX680-2GD5(GeForce GTX 680搭載)

 CPUは、LGA 1155に対応する最上位モデル「Core i7-3770K」で、グラフィックスカードはNVIDIAの最新アーキテクチャ「Kepler」世代の、こちらも最上位モデルとなる「GeForce GTX 680」を搭載したモデルを選んだ。マザーボードのチップセットもIntel Z77 Expressと、これまた最上位モデルだ。サイズをコンパクトにしたキューブ型のPCながら、その構成はタワー型のデスクトップPCに相当し、性能はすこぶる高いはずだ。

 とはいえ、「性能がすこぶる高い」というのは、どうすれば実感できるだろうか。自分で組み立てたPCの性能が、どのくらい「高い」のかが気になるのは、PCを自作をするユーザー全員に共通する。こういうときに、性能の物差しとして利用するのが、「ベンチマークテスト」だ。

 ベンチマークテストにもいろいろあるが、自作したPCの性能がほかのPCと比べてどれだけのものかを知りたいなら、利用するユーザーが多いベンチマークテストを使いたい。そういう意味で、Futuremarkが提供する「PCMark 7」や「3DMark 11」は、“世界共通の物差し”といっていい。

 PCMark 7は、CPUやGPU、システムメモリやデータストレージで構成するPCのシステムとしての総合性能を、ユーザーの利用方法を想定して測定するベンチマークテストの最新版だ。一方、3DMark 11は、グラフィックス性能と物理演算性能に特化して、PCゲームを動かすときの性能を重点的に測定する。

 高いグラフィックス性能を求めるPCゲームでは、実際のゲームタイトルを使ったベンチマークテストをゲーム開発ベンダーが提供している。多くの場合、彼らが販売するゲームタイトルがユーザーの持つPCで快適に動作するかを確かめることを目的として配布するのが、それと同時に、PCのグラフィックス性能を測定するベンチマークテストとして多くのユーザーは利用している。

kn_bbkdiy_01.jpgkn_bbkdiy_02.jpg 216(幅)×332(奥行き)×198(高さ)ミリとコンパクトサイズのキューブ型ベアボーンキットで始めた自作PCの道(写真=左)。大型のハイエンドグラフィックスカードを搭載して高い性能を発揮できるが、それだけに、ケース内部はぎっしりと詰まっていて、空気の流れる“空間”に乏しい(写真=右)

 では、SZ77R5にハイエンドパーツを詰め込んで組み上げた我らの自作PCの性能はいかばかりか。いま挙げたベンチマークテストから、総合性能を測定する「PCMark 7」とグラフィックス性能を測定する「3DMark 11」でパフォーマンスを計測した。なお、比較用として、“メーカー製ミドルタワーデスクトップPC”で測定したベンチマークテストの結果も並べている。構成は、CPUがCore i7-3770K、GPUがRadeon HD 7950、チップセットにIntel Z75 Expressを搭載したマザーボードにシステムメモリを16Gバイト載せ、データストレージには容量256GバイトのSSDを採用するなど、こちらも、デスクトップPCの最上位構成となっている。

 まず、テストの総合結果となる「PCMark Score」だが、SZ77R5では“5050”という結果が得られた。SZ77R5に搭載したパーツの構成からも分かるように、パフォーマンス的には、ミドルタワーデスクトップPCに負けていない。さらに、3DMark 11は、P8852というスコアとなった。こちらは、ミドルタワーデスクトップPCをキューブ型PCが上回る結果となった。

 次いで、PCゲームにおける具体的なパフォーマンスを測定するべく、「バトルフィールド3」のキャンペーンでフレームレートを計測してみたところ、解像度1920×1080ドットの最高画質の設定において、69.183fpsを記録した。バトルフィールド3は、負荷がかなり高いPCゲームだが、その最高画質設定をフルHDで楽しめるということは、そのほかのゲームタイトルにおいても高画質設定で十分なフレームレートを得ることを物語っている。

kn_bbkdiy_05.jpgkn_bbkdiy_06.jpg われらが自作PC「SZ77R5」と“メーカー製ミドルタワーPC”で測定したベンチマークテストの結果。PCMark 7と(写真=左)、3DMark 11のPerformance設定(写真=右)

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